内容説明
家臣同士の領地争いに怒った越後の長尾景虎は、出奔し、山の者の許へ身を寄せる。景虎の命を狙い、武田最凶の忍びたち、さらに北条の風魔が動き出す。無坂らは景虎の命を守るべく、死闘に身を投ずる。驚天動地の争いの中、南稜七ツ家が現れる。ファン待望のシリーズ第3弾、開幕!
目次
序
第一章 再会
第二章 景虎出奔
第三章 龍穴 一
第四章 龍穴 二
第五章 狐道
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ポチ
59
越後、甲斐、駿河、相模、これらの山々を駆け巡り、山と山の民を守る為に戦う無坂がとにかくいい!若き弥蔵が後々大長となる片鱗を見せているのが嬉しい。まだまだ戦いは続く、下巻へ!2017/12/03
はにこ
31
戦国時代の混乱に巻き込まれる山の者達。景虎を闇討ちしようとした幻庵に付き添っていた七つ家。山の者同士の争いになるかとヒヤヒヤした。真木備の天敵、野髪。なかなかにしぶとい女だ。。さて下巻へ。2021/07/28
ベルるるる
28
登場人物が多い。武田、今川、上杉、北条、そこに山の民たち・・・。軽やかに足を蹴り上げ、山の中を疾走し、山の声に耳を傾け自然に感謝して生きる男達。そして戦うとなれば、勇気と知恵と度胸と経験と、全てを駆使して立ち向かう。歴史は動いている。のちの家康も出てきた。信長も出てきた。今川に残された時間は少ない。2017/06/05
jima
28
長尾景虎、武田晴信、山本勘助、今川義元、氏真、北条幻庵、さらに忍者や山の者入り乱れ、混乱するが楽しい。いよいよ桶狭間と川中島へ。無坂が「望みはあるかと聞かれ、山の中にポツンとある岩になりたいと答えたことがあった。岩になるのは無理でも、白骨になって岩のように誰とも交わらずに歳月を送ることは出来るはずだ。肉は鳥や獣や虫にくれてやる。今までもらった分を返すと思えば、惜しくない。そして骨となって野面を渡る風を聞き、雨に打たれ、雪に埋もれ、日に照らされ、やがて粉となって宙をさまようのだ。悪くない。全く悪くない。」2017/01/31
YONDA
10
景虎失踪、しつこいかまきりとの戦い、元信との再会、仲間である山の者たちに命を狙われる、弥蔵の台頭。前作よりも濃い無坂の物語。二ツは出てくるのか?勘助の死期が近いが無坂はどう関わるのか?下巻へ続く。2024/06/05
-
- 電子書籍
- Love Jossie バベルの翻訳家…
-
- 電子書籍
- 新・女監察医【京都編】(分冊版) 【第…
-
- 電子書籍
- 光速文芸部
-
- 電子書籍
- 風の追憶本編
-
- 電子書籍
- ばいばい、アースIII 爪先立ちて望み…