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内容説明
中東アラブときいて、何を思い浮かべるだろうか? 「イスラム教」「砂漠」「紛争」「オイルマネー」……。そんなイメージに加えて、最近では民主化デモが頻発し、世界中の注目を集めている。本書では、そんな中東諸国の経済・歴史・外交などを徹底解説。石油資源の不足という世界的な問題から、魚介類の大規模輸出といった日本との意外な関わりまでを紹介する。民主革命運動の発信地「チュニジア共和国」をはじめ、常時臨戦体制の“中東の火薬庫”「イスラエル国」、故郷を追われた人々による自治組織「パレスチナ暫定自治政府」、ヨーロッパ文明とイスラム世界の境界「トルコ共和国」、突然の政変に揺れるアラブ世界のリーダー「エジプト・アラブ共和国」など、今最も気になる、激動する地域の実態に迫る一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Humbaba
10
アラブと一言に言っても,国によって様々な特徴がある.日本から見れば地理的に離れたところにあるというのは事実だが,それが関係も薄いということを意味するわけではない.重要な国であるからこそ,しっかりとした智識を持つことは意義があるといえる.2013/04/01
Humbaba
3
友好のためにODAを利用する。それ自体は悪いことではないが、どうせやるのならば出来る限り効果的にやりたいものである。そもそもその存在を知ってもらえていない状況というのは、友好の目的としては無駄になっていると言わざるをえない。過去は変えられないが、これからはやり方を変えてより有効に使うことは出来るだろう。2016/10/29
こうじ
1
UAEばかりではなく、もうちょっと広く中東について浅く広く知識をつけようとおもって読んだ本。本当に浅く広くですが、なんとなくの各国の特徴がつかめて来ました。アラブ系とペルシア系の境目とか、よくわからなかったし。2018/01/02
yusaku hanada
0
エッセンスを簡単に救えて便利。深堀のためには細かな文献も併せて読むべし。2016/04/24
naoto
0
イスラム教をベースにした中東・北アフリカ諸国を解説さた本。うまくいってる国もあるみたいだけど、基本、議会制民主主義は定着しにくいみたいだな。イスラム教との相性が悪いのかも?どうでもいいんだけど、アフガニスタンの平均寿命が男の方が長い(男44.7歳、女44.6歳)が気になった。2014/11/06