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内容説明
広大な土地に10億人を擁する未知なる大陸、アフリカ。53もの国と多様な民族が入り乱れるアフリカの現状は、一体どのようなものだろうか? 本書では、いま世界中が熱い視線を送るこの“超大陸”の経済、資源から歴史、民族までを国別に徹底解説。急速な経済発展を遂げる一方で、多くの問題を抱える地域の実情に迫る。この1冊で、アフリカの未来が見えてくる! 陸上の長距離王国は「アフリカ最古の独立国」…エチオピア連邦民主共和国/内戦によって機能が停止した国家…ソマリア/世界でもっとも貧しい国…ブルンジ共和国/民主化の成功で安定した政治を実現…ベナン共和国/豊かな自然に囲まれた高級リゾート地…モーリシャス共和国/世界一HIV感染率の高い国…スワジランド王国
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちくわん
18
2011年2月の本。この時点のアフリカ53か国すべてを紹介。ヨーロッパの支配、独立、部族対立、クーデター、内戦という負のスパイラル。貧困、犯罪、HIV、失業、難民とさらに悪化。言語、宗教は様々でも、それは原因ではない。豊富な資源を自分達のために使うことを許されない現実から逃れられない。食料と武器を与えられて誰のために戦っているのか。いずれ今の私には、アフリカを学ぶことは難しすぎる。 2020/01/05
マカロニ マカロン
17
個人の感想です:B+。2011年出版なので、まだ南スーダンが独立していなかったり、経済の数字、内戦などデータが古いところもあるが、現在のアフリカを網羅した本が少ないので、その意味では価値のある本。現在内戦の激化したスーダンを初めてとして、アフリカの経済文化民生の障害になっているのは内戦、クーデターによる政治の不安定なことがアフリカ53か国に共通する。人類のルーツは東アフリカにあるとされているが、現在この地域は世界でも最貧国地帯である。奴隷海岸と言われた地域の中世アフリカ王朝の歴史も興味深く関連本を読みたい2023/05/04
活字の旅遊人
9
アフリカ各国をまずは俯瞰。気になったところを調べ直すのにも便利。
奈良 楓
6
【〇】2011年刊。政治情勢や経済情勢の説明が丁寧な良書。2018/04/07
NN
4
アフリカ各国について、広くさらっと知る事のできる本はあまり無い。「アフリカ入門」と銘打っていても内容が大陸全体のマクロな話であったり、どこか一つの国のルポであったりして。本著はその意味で格好の入門書。 実際、サブサハラ以南の国々でも内実がとても多様な事に驚かされる。 独立から半世紀近く、それ以前の植民地時代も含めると、それぞれの国が着実に別々の道を歩んできている事がよく分かる。 また、日本で全く知名度のない周辺の島国を知れるのも大きい。2013/09/21