市場戦略の読み解き方―一橋MBA戦略ケースブック〈vol.2〉

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市場戦略の読み解き方―一橋MBA戦略ケースブック〈vol.2〉

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  • サイズ A5判/ページ数 213p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784492522202
  • NDC分類 675
  • Cコード C3034

出版社内容情報

リアルな市場・顧客を読み解く戦略分析を解説。ソニー、GE、TOTOなどの企業をケースと用いるので納得感が高く、実践に役立つ。ケースでMBAの分析ツールの使い方を学ぶ
GE/ソニー/松下電工/TOTO/ブライダル産業/サイクルベースあさひ

表層的な数字・言葉遊びにだまされない!
リアルな現場感覚で戦略の背後にあるメカニズムを
分析する思考と手法

本書が注力した点のひとつが、戦略の背後にあるメカニズムにたどり着くために「分析的」であることである。多様なデータソースから多様なファクツを収集し、それらを組み合わせて、思考を幾重にも重ねて、背後のメカニズムを解明するための努力を惜しまなかった。
さらに、「リアル」であることにも注力した。分析的になることを意識すると、経営の現場で起こっている問題が視野の外に消えがちである。本書はそのようなことが起こらないように、あくまでもリアルであることを強調してつくられている。





第1章  戦略分析の勘所
第2章  デフレーション下におけるブライダル産業の需要構造分析
第3章  サイクルベースあさひが講じた二重のマーケットへの打ち手
第4章  TOTOの競争戦略の分析
第5章  GEの「稼ぐ」製造業のつくり方
第6章  ソニーの全社戦略

沼上 幹[ヌマガミ ツヨシ]
沼上 幹(ヌマガミ ツヨシ)
一橋大学大学院教授
戦略論/組織論の第一人者。1960年静岡生まれ。1988年一橋大学大学院商学研究科博士課程単位取得。1991年一橋大学商学部産業経営研究所専任講師。現在、一橋大学大学院商学研究科教授、国立大学法人一橋大学理事・副学長。主な著書に『液晶ディスプレイの技術革新史』(白桃書房、日経経済図書文化賞・毎日新聞社エコノミスト賞受賞、1999年)。『組織戦略の考え方』(ちくま新書)、『経営戦略の思考法』(日本経済新聞出版社)。

一橋MBA戦略ワークショップ[ヒトツバシエムビーエーセンリャクワークショップ]
一橋MBA戦略ワークショップ(ヒトツバシエムビーエーセンリャクワークショップ)
一橋大学大学院商学研究科経営学修士コースを修了、在学中の有志。

内容説明

GE/ソニー/松下電工/TOTO/ブライダル産業/サイクルベースあさひ。戦略の背後にあるメカニズムを分析する思考と手法。表層的な数字・言葉遊びにだまされない!MBAの分析ツールの使い方を学ぶ事例集。

目次

第1章 戦略分析の勘所―リアルな市場・顧客理解と背後のメカニズム解明
第2章 デフレーション下におけるブライダル産業の需要構造分析―顧客減少と市場拡大のメカニズム
第3章 サイクルベースあさひが講じた二重のマーケットへの打ち手―フラグメンティッド・インダストリーの制圧から成長へ
第4章 TOTOの競争戦略の分析―新規参入の松下電工・アラウーノに市場を奪われた理由
第5章 GEの「稼ぐ」製造業のつくり方―「ものづくり」には利益を生む循環が必要不可欠
第6章 ソニーの全社戦略―事業セグメントの変遷から見る戦略の妥当性

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

飯田健雄

39
この本は業界を知らなければ、市場戦略は描けないということを改めて思い知らされた。どの業界にもすっぱりと適合できる一般的経営戦略などないのだ。第三章のTOTOの競争戦略の分析が面白かった。パナソニックのアラウーノにTOTOが追随できない分析で、アラウーノを機会あれば、購入しようかなとも思ったりした。2017/12/28

sadabasasi

1
競合(TOTOのコアコンピタンス(品質へのこだわりなど)を逆手に取って、独自の製品を展開する事で、リーダーが同質化出来ない差別化をするチャレンジャー(パナソニック) 補完的生産者、完成品メーカーの顧客に、自らなる事で、お金と情報の好循環を生み出す(GE) 事業の括り方=投資単位となる事で、適切な投資配分が、なされず負け犬であるスマホやパソコンから撤退できなかったソニー など、ppm等各種フレームワークを基に各社の戦略を分析していく。 フレームワークを知っているから、使えるようになるための事例集だった2025/01/05

Ta Mu

0
経営戦略分析のフレームワークを用いて具体的な企業の戦略分析を行った書籍。理論的な側面は程よく、個別具体的な企業の経営戦略をリアルに描いているので初学者でも理解しやすく、読み進めやすい面白さがある。個人的にはサイクルベースあさひとTOTOの章が印象に残っており、既存プレイヤーに対して優位に立つための打ち手や、ニッチャーの登場に伴うコア・コンピタンスの再編成を迫られた企業のジレンマなど、日常生活では見えない企業の内面が垣間見えた。2024/11/03

RS

0
ストーリーとしての競争戦略を思い出させる。リアルな市場、競争、経営の実態を描き出した5つの戦略分析を味わえる。2023/05/27

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