内容説明
★『ピノキオ急襲 上』を改題。
元新聞記者の鉄道事故、世界中で次々に姿を消す化学者、襲われる自衛隊基地。無関係に見えた物事が、佐渡島で起きた警察官惨殺事件によって結びついた! 陸自の第一空挺団もかなわない謎の敵に対し、陸自特殊部隊《サイレント・コア》が緊急召集され、敵殲滅に取りかかる。しかし、高い戦闘力を誇る彼らも思わず戦慄する敵が現れて……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くたくた
36
東急田園都市線たまプラーザ駅から事件は始まり、東名厚木インター、川崎インター、246やら横浜港、氷川丸とやけに土地勘のあるエリアが舞台。土地勘ありすぎて、かえって没入できず最初はもたもたしたが、いやなかなかどうして骨太い展開になってきたよ。北朝鮮の工作員が出てくるかと思いきや、半ばSFな人造ハイパー兵士が相手の攻防とは。軍事オタクの高校生は出来すぎだが、空挺かっこよい。司馬小隊長おもしろす。部下に与えられた命令が「隊長が虐殺しないよう容疑者を守ること」だといわれちゃう戦闘狂らしいよ。2019/10/06
Norykid
19
謎の科学者失踪事件、そして軍事施設侵入事件を追う。佐渡にて不気味な兆候を発見し、警備に当たる陸自第一空挺団。姿を現わす不気味なコマンド。容赦無く全滅寸前まで追いやられる陸自のチーム。そして動き出す特殊作戦群。一般人の目に触れることがない特殊作戦群が活躍する本作は、マニアには堪らない作品。個人的には敵を前にしての緊張感のない会話、プロ同士の締まりのない連絡が気にかかった。取調室でも容疑者相手に捜査情報漏らし過ぎでは?この点が本作のスリル感を損なっているように感じた。2017/05/03
キリン
12
これは面白い。私の趣向にピッタリ。下巻が楽しみ。2017/03/27
トールパパ
6
久しぶりの大石英司、久しぶりのサイレントコア 中国の台湾襲撃位から読んでない…2017/02/01
かずくん
2
台湾侵攻を読み始めたのであわせて大石英司さん集中読書とする。台湾侵攻に出てくる光石司さんは、こちらが最初の登場だったのね。2023/04/30