新潮新書<br> ギャルとギャル男の文化人類学

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新潮新書
ギャルとギャル男の文化人類学

  • 著者名:荒井悠介【著】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 新潮社(2012/05発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784106103346

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内容説明

真っ黒な肌、奇抜なメイクにド派手なファッション。ストリートにたむろし、クラブでパーティー――。日本を席巻し始めたギャル文化の象徴「イベサー」を、かつて集団のトップを務めた男がフィールドワーク。数百人のギャルの肉声から、現代の「未開の部族」の内面に迫る。「やっぱり礼儀と学歴は大事」「いかに早く遊んで落ち着くか」など、その奔放なセックス観から意外に保守的な未来像まで、彼らの素顔を大解剖。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しゅん

11
2000年代のイベサーの内実を体験談として知れたのでよかった。「ケツモチ」がヤクザ関係者からサークルOBになる流れなどは全く感覚的にも把握してなかったし。読めば多くの人が感じるように、「文化人類学」と呼べるような「学問書」の体は成していない。先行研究の受け継ぎもほぼなく、数量的な分析もない。あと、「ギャル」と「ギャル男」の研究というより、イベサー内にいる人間の研究。サークルのトップだった人間の体験談と聞き込み情報の集積として参考にする、くらいの距離感で付き合うべき本だろう。2022/05/12

小鈴

8
元イベサー代表の修論の単行本化。興味深いので一読をオススメします。2000年以降のギャル・ギャル男、イベサーの興隆と実態、サー人の価値観を記述してます。暴走族のエスノグラフィはありますが、イベサー・サー人のエスノグラフィはおそらく初めての研究じゃないだろうか。そういう難しいことを抜きにしても、イベサーの運営の大変さ、カネの流れなどは初めて知ることばかりで読んでいて面白い。2009/11/03

RF1

6
自分は今19歳で、きっとギャルやギャル男からすれば「もう」19歳っていう存在なんだと思う。これから先、自分が決して交わることが無いであろう世界のことを知れるっていう意味ではなかなかおもしろい。2011/01/17

はすのこ

5
イベサー運営も大変だろうなと思う。イベサーについてはウシジマくんを読んだ方が理解が深まる。2016/02/01

たけ

5
予想よりあっさりと読み終えました。面白い。ギャルとギャル男は思いのほか忙しいし、シゴトしているし、がんばっている。まったく知らなかった。未知の文化に触れたという意味で、まさに文化人類学。2012/05/07

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