内容説明
昼呑みの聖地で酒と鰻、祐天寺でもつ焼きとレモンサワー、荻窪の家族経営の店で鱈豆腐をつつき、多摩川土手でトマトサワーと焼きそば、蔦の絡まる新宿一軒家酒場では濃いレモンハイがうまい。五〇年以上続く老舗には至福の時間が流れます。「酒とつまみ」創刊編集長が案内する東京老舗酒場34軒。さあ、今夜も呑みに行こう!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kazuo Ebihara
2
『酒とつまみ』編集長大竹さんが、新潮社の酒呑み精鋭隊と共に関東の老舗酒場を巡った探訪記。東松山で味噌ダレやきとりのルーツを探し、本厚木で新鮮ホルモンを満喫し、浅草でどぜうと電気ブランに涙した。荻窪、府中、祐天寺、武蔵小金井、浦安、稲田堤、新宿、赤羽、神田、北千住、国立、深大寺まで34軒を飲み歩いた記録。銀座、渋谷、恵比寿なんてお洒落な街が無いのがいいよね。私が訪問したことがあるお店は、わずかに5軒。老舗居酒屋には、常連さんが作る独特の空気があるので、バーと違って、他所者ひとりでは入りずらいんですよ。 2017/07/13
大ちゃん
1
あぁ、昼から酒飲みできる良い酒場が近くにあると良いのにな〜!ってつくづく思っちゃう本です( ^ ^ )/■2021/12/09
タカラ~ム
1
「新潮45」と「波」の連載されたエッセイをまとめたエッセイ集。著者と仲間たちが東京および近郊を東へ西へ。老舗と呼ばれる酒場を訪ねては酩酊する様子を記している。基本的には酒のんで酔っ払っているだけのこと。そこに、府中だ京王閣だとギャンブルもあったりして、基本的には自堕落な大人たちのお話である。彼らの醜態に眉をひそめるか、バカバカしさに呆れ笑うか。まぁ、共感するという人は少なそうな気がする。2016/09/13
fourthwindow
0
大竹さんの文章は好きなんですよ。「酒とつまみ」はもう出ないんですよね?2017/07/25
てあて・あら木
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センセイこの本でも読みながら飲んだらどうですかと頂いて読んだ本。 面白い、と言うか止まらなくなる。 要するに飲兵衛の本。 読み始めて以前随分読んでいたシーナさんの文章を思い出し、もっと過激になってくるかと思いきや、微妙な所で抑え気味の文章が、確かに読みながら飲むのに最適のようでした。 最後の文章はカップ酒を飲みながら読了。 これ読むと飲みたくなるよ。 ありがとうございました。 2017/04/06