内容説明
「失覚の病」、それは謎を解くと五感のひとつを失う、不治の病。病魔に冒された美貌の名探偵・六元と、助手の三田村は、荒廃した戦後の東京で、六道に擬えられた二つの殺人事件を解決した。直後、立て続けに、足痕なき開放空間での圧死――修羅の事件、凶器のない密室での爆死――餓鬼の事件が! 探偵の尊厳を奪い、すべてを操る黒幕は!? 失われる探偵の物語、加速する第二章!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ダイ@2019.11.2~一時休止
102
順調に感覚を失って?残り2つになってしまいました。今回のトリックは2つともギャグなのか?。最後のオチを期待して下巻が出るのを待ちます。2017/02/11
ゆんこ姐さん@文豪かぶれなう
39
ちょろちょろ読んでたら読了してしまった。筆者のあとがきが自虐すぎるwwwとりあえず、堂シリーズが新刊出ることわかって良かったけど。さてこの作品、天才的推理能力を持つ六元は、その推理を完成させるための「収斂」によって、感覚(視覚3種、味覚、触覚、臭覚、聴覚)を一つずつ失ってしまう病にかかっており、誰がが黒幕を引く地獄→天→修羅→餓鬼…と六道になぞらえた怪奇殺人を解決していく…。トリックはまあまあだが、五つの感覚を失った中であと二つの時間をどう解決して行くかが見どころだろう。大人しく最終巻を待つ。2017/02/17
うまる
36
上巻に続き不可解な事件が面白いです。開放空間の圧死の方はなかなか凝った殺害方法になるほどと思いました。蚯蚓で真相が説明できる所も良い。凶器のない破裂死の方はちょっと怖かったので、こうならないように気を付けようと心に刻みました。 一連の事件が六道に見立てている事、終戦前最後の事件に絡んでいる事も確定的となり不穏な雰囲気も最高潮。捜査をする上で、感覚がなくなった事による支障が全く無いのが拍子抜けな所はあるけど、黒幕が誰かだけではなく最終的に探偵がどうなってしまうのかも気になる展開が楽しいです。下巻へ🐕2021/06/24
佐島楓
33
感想は下巻にて。2017/04/21
ハスゴン
31
殺され方が、どんどん凄まじくなっていき黒幕との対決が楽しみです。2017/05/10