内容説明
本書は、個人誌『風』と同人誌『談論風発』への発表から選んでまとめた。民営化へ流れる時代の動きや、時流に乗り新しい話題ばかりを追う最近の図書館論への批判・反論を中心に、現場の視点から図書館サービスと職員のあり方を論じる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
west32
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今の図書館について、元図書館員の田井郁久雄氏が色々述べている。 データでもって色々な考えを書いておられ、中々面白い。 CCCとかTRCについても手厳しい書き方。 (書かれているものに対してもそれなりの逆反論もあるけど・・・) 確かに「交流」「つどい」「広場」の一見好ましそうなイメージや、「課題解決型図書館」って本当に必要なんだろうか? 黒川博行氏の言葉の引用が気になる「僕にっとっての図書課は、面白い本を探す遊びの場なんです」 私も、図書館で色々本を探すのは遊びだ!この本もそれで見つけた。2017/05/05