日本人として知っておきたい「世界激変」の行方

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日本人として知っておきたい「世界激変」の行方

  • 著者名:中西輝政
  • 価格 ¥750(本体¥682)
  • PHP研究所(2017/01発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
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  • ISBN:9784569832241

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内容説明

「トランプ、プーチン、習近平」の三人が勢揃いした世界が、日本にとってもはや安泰な世界であろうはずはない。トランプ大統領の誕生と「孤立主義化」するアメリカ。覇権主義的動きを強めるロシアのプーチンと中国の習近平。激震し、分裂に向けて動くかのごときEU。「地獄のオセロゲーム」と化すアジア……。いま、誰の眼にもわかる形で、世界は激しく音を立てて崩れ、明らかにこれまでの秩序は後戻りすることのない大変動を始めた。これから世界で何が起きるのか。そして、そのなかで日本はどうすべきなのか。大きな流れを見通すならば、すべての構図は「グローバリズムの終焉」とそれに伴う「アンチ・グローバリズム」「オールド・グローバリズム」「ネオ・グローバリズム」という三勢力の相克から読み解ける。いま直面する「危機」を考えるとき、もはや日本は「普遍的価値」も捨てるときは捨て、自らの生存を最優先に考えねばならぬ――日本人の覚悟を問う、刮目の書。 ●第一章 トランプのアメリカで世界に何が起きるか ●第二章 日露“北方領土”交渉と売国の危機 ●第三章 介入か孤立か――パックス・アメリカーナの行方 ●第四章 「グローバリズムの限界」に直面し流動化する世界 ●第五章 「地獄のオセロゲーム」化するアジア ●第六章 これから十年、日本はどうすべきか

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

5 よういち

106
2017年刊行ということで、本来はタイムリーに読むべき本とは思うが、この2020年を形造っている世界情勢を大まかに知ることができる。◆キーパーソンは、「トランプ、プーチン、習近平」、グローバリズムの終焉の時がきて、まさに世界は転換点を迎えている。◆トランプと三大勢力。オールドに嫌気がさし、アンチが庶民の代弁をし、私利に走るネオがアンチを後押しした。アンチ+ネオ連合がトランプを生んだ。◆激変するアジアの中で、存在感を増す中国とロシア。その二国共同戦線。日本を見限り、親中国路線に切り替えるフィリピン、タイ。2020/07/06

keiトモニ

36
これから十年、日本はどうすべきか…“日本では政治家やビジネスリーダーは周囲の空気を敏感に読める人ほど出世する…”☜それを忠実に実行したら民進共産らが上から目線で僻みっぽく忖度と叫ぶ。トランプのアメリカで…“TPPは米の労働者の雇用を奪うから反対、背後で中国抜きのTPPに何の価値があるのか、ならばAIIBに入った方が米の利益になると”☜あちゃ!日本人はTPPやAIIBなどの経済問題に加え政治外交でも米に梯子を外される可能性がある☜またまた、あちゃ!肝に銘じよう。次作“もう少し素晴らしい新世界“に期待します。2017/06/18

ophiuchi

12
EUの成立ちについてなど、世界情勢への知見を拡げてくれた一冊だった。著者は20年以上前に、テロの多発、アメリカの衰退、ヨーロッパ統合の失敗などを予言していたという。次に書きたいという、この先の世界についても是非読みたいと思う。2017/04/09

九曜紋

10
世界三大国のトップがトランプ、プーチン、習近平となった世界が平穏無事であるはずがない、という結論を眼前に提起されて誰しも不安を募らせるだろう。著者は分類上は右派に属するのだろうが、国際政治学・文明史が専門である。歴史上の大国の勃興と消長を研究してきた大家であり、その提言は傾聴するべき。世の中の右傾化を嫌う左派の内田樹にしても、感性は高いかもしれないが、専門はフランス思想・哲学であり、世界政治のリアリズムを知らない、と言ったら失礼だろうか。小室直樹が生きていたらどんな未来を描いただろう、と残念でならない。2016/12/17

タイガー@津軽衆

5
通算29冊目、5月4冊目読了。保守の重鎮中西先生の本です。安倍政権からは距離をとっているのがわかる内容でした。ロシア、イギリス関係のことが詳しく書かれていて、勉強になります。一読の価値ありです。これからの日本を憂う中西先生の気持ちが伝わる本でした。2018/05/21

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