ぽにきゃんBOOKS 星くず英雄伝（3）宇宙樹の少女

著者名：新木伸/平井久司

ポニーキャニオン（2017/01発売）

• ISBN：9784865290882

内容説明

現在―未来―過去。《ヒ―ロー》は時をも超えて――。

新入社員リムルが増えて、ますます賑やかになったＳＳＳ社。
その朝の団らんは、とあるニュースによって破られた。
あのドクター・サイクロプスが惑星破壊計画を発表したのだ。
まったく相手にしていない惑星政府に、警告だけはしようと、
ジークとＳＳＳの仲間たちは、惑星ネクサスを訪れる。
だがその場所で、《ヒーロー》としての壮大な運命がジークを待ちうけていた。

ジークは仲間を――アニーを救えるか!?　熱いスペースオペラ第３弾！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[METHIE]

星の上にあるスラム街というのもアイディアとしていいし、 星を救う話だけでも一本出来るのにそこから未来と過去にタイムスリップするなど濃いお話。 あとヒロインの一人が体を売ったりストリップで働いていたりと、今では考えられない設定。

2015/03/01

[王蠱]

ここから先がヒーロー本番、時空を超えて全てを守る！ドクターのお茶目な計画（惑星まるごと吹っ飛ぶレベル）とその余波のせいで宇宙のみならず図らずも時空すら旅することになったジーク。その過程のなかで遂に「ヒーロー」としての力の使い方に自覚的になっていく彼のある意味転換点。カンナ始め仲間たちの頼れる感じがしっかりしているからジークが多少以上無茶しても安心できるし、一方でそんな彼らの為なら死地にも迷わず飛び込むジークに納得。タイムパラドックスに関する解釈と示し方も独特ながら巧いし面白い

2015/01/12

[へ～ジック]

毎度お騒がせDrサイクロプス、何を考えたのか今度は有人惑星の消滅を企む。それを知ったキャプテンジークは住民の脱出に協力する…。脱出計画の完遂に死力を尽くす現代編、滅亡の未来で希望を託される未来編、そして全てが解決する過去編と話の運びがとても壮大で、なお熱かった。昔電撃文庫版で読んでいたけれども。そうだ、私はこのシリーズがとても好きだったんだ…。

2015/01/12

[内間悠介]

「ああ、ここで行かなきゃヒーローじゃない。そしてここで行くから、やっぱり主人公はジークはヒーローだ」と、凄く納得、出来た巻。普段のさえない感じの延長線に、しっかりと熱い気持ちで人を守る。素晴らしいです。

2015/04/20

[yyg]

現代、未来、過去と時代を行ったり来たりする壮大な話。伏線が色々ちりばめられているけど、最後には綺麗に収束するので良かった。未来編でイーニャってキャラが出てくるけど、正体がもろばれなので、最後にジークに正体を告げた時は、まだばれていなかったのかと逆に混乱した（笑）。異星人やサイクロップスの目的とか、多少変わった時間軸と色々気になる所あり。

2015/07/23