内容説明
不登校・心身症・粗暴性は言葉の力で治る!
2011年刊の「不登校は1日3分の働きかけで99%解決する」で大反響を呼んだ森田直樹氏の不登校カウンセリング。本書はその続刊です。
著者がこれまで、不登校に悩む多くの親をカウンセリングしてきた経験から、不登校を引き起こす原因は、子どもの心の中にあるべき自信の水が枯れてしまったことにあると分かってきました。その自信の水を子どもの心のコップに戻してやることにより、様々な身体症状を改善したり、理性的な心を取り戻したりして、不登校を治すことができるのです。子どもの心に自信の水を注ぐのは、愛情と信頼をもった親の言葉がけ=コンプリメントです。本書では、様々な事例を挙げ、不登校や子育てに悩みを持つ親に、勇気と解決方を与えてくれます。
コンプリメント自体はシンプルですが、子育てに悩む親にとっては、毎日の言葉がけは、決して楽なことではありません。日々のコンプリメントをトレーニングし、壁にぶち当たったときにアドバイスする。それが森田直樹氏の提唱するコンプリメントトレーニングです。コンプリメントトレーニングによって、次のような症状が改善された事例を、本書で紹介しています。
【起立性調節障害、電子機器依存、いじめ・暴力等の反社会的言動、心身症から起こる頻尿・皮膚炎・パニック障害、等】
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ベランダ
12
パラパラ読み。心のコップを大きく強く育てるのに3年かかると書いてあったのが印象に残った。小さい頃からコンプリメントを伝え続けていたらよかったんだけど、私に事情があって(たぶん発作)どうも情緒的なネグレクトになっている状態が今だと思う。心の栄養不足で電子機器依存の状態になっている。私も心の栄養不足で同じ状態だったから親子連鎖です。うちの親もそうだったので代々連鎖だね。今日から3年のつもりで計画的にコンプリメントを伝え続けていこうと思う。今日はノートに3つ書いてみる。もう夜なので。明日から、やってみます。2017/11/05
ほのぼの
11
森田さん二作目。森田さんの本を読んで子どもの心のコップの小さいことを思い知らされた。コンプリメントされて育たなかった私は、コンプリメントがとても難しい。こどもが不登校にならなかったら、知らないままずっとコップの水を減らす子育てをこの先も続けてしまっていたと思う。不登校の子どもに限らず、一般的な子育て本としてもいいと思う。2017/07/13
ゆ☆
9
コンプリメントとは具体的に何かを知りたかったが、まるで「魔法の言葉」のように効果があったという事例がたくさんあり、WEBページの紹介があるが、具体的な事はよく分からなかった。コンプリメントって大事な事だとは思うんだけど、事例も素晴らしいんだけど、タイトルがキャッチーなだけに残念でした。2020/01/10
雪空
8
どんな状態から回復できるのか、事例集。電子機器依存を断ったとき、育て直し過程での反動について言及してあって良い。ただ、どうしてもこの本だけでは、「そもそもコンプリメントって…何だっけ?」というのと「こんなになんでもかんでも治るなんて…」という感想が出てきてしまう。前作『不登校は1日3分の働きかけで99%解決する』を読んでいることが前提。2017/03/05
hiyu
7
かねてより不登校に対する専門家と称する方の発言には疑問があった。ではどうする、という点においてあまりにも抽象的であるし、如何様にも解釈できるからである。本書を読んで、不登校向けにするにはもったいないと思うものであった。また、著者は何らかの診断について警鐘を鳴らしている。この主張が最も腑に落ちたものであった。2019/02/14
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