- ホーム
- > 電子書籍
- > コミック(少年/青年)
内容説明
あの人の“ホント”が詰まってる。おうち in ワンダーランド。 1人暮らしのめぐみの家は、玄関が部屋そのものと化している。何でもめぐみに報告したがるアポなし訪問常習者・壮太の急襲に、布団もテレビも設置した玄関でスタンバる毎日。最近はもっぱら壮太のプロポーズ作戦を練っているけれど…? 玄関ほか、キッチン、押し入れ、二段ベッドなど家をめぐる[くらすはこ]シリーズ5編に加え、読切り3本を収録。かわいい顔して甘くない、ねむようこの絶品連作集。 【収録作品】LOVE FROM W.C./汚いキッチン/玄関の住人/押し入れのたましい/こどものへや/バスルーム綺譚/なんでも堂
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
匠
83
トイレに始まり、キッチン、玄関、押入れ、こども部屋、バスルームなどを舞台やテーマに、男女や家族の悲喜こもごもを展開させた短編集。それぞれの場と登場人物の深層心理がリンクした描き方が素晴らしい。読後感もスッキリで面白かった。特に最初のトイレでの話が一番愉快だったし大笑いできた。素のままの人間像が引き出されたり、他人には見せない部分があったり、家の中は心の中そのものに見える。それらを覗いているような感覚が、この作品の狙いのようで、いろんな家が登場するのにバラつかず、短いながらまとまっていたのはすごいと思う。2013/08/26
優希
72
ほろ苦い短編集という感じでした。家には色々な人の「ホント」が詰まっていて、そこに鍵をかけるから覗いてみたくなるものです。短い物語だからこそ表現できるテーマで、可愛いけれど甘くない味わいが絶妙でした。家を「くらすはこ」と表現するのも独特でいいなと。2016/10/05
❁かな❁
60
ねむようこさんは読メ登録前に「午前3時の無法地帯」を少しだけ読んだ事があります。お気に入りさんの感想を拝見して気になっていたので読んでみました!久々の、ねむさんでしたが楽しむ事ができました!「くらすはこ」とはお家の中の色んな空間。トイレ、キッチン、玄関など。その色んな空間の短編集です。私はトイレ、キッチン、玄関のお話が良かったです!特に玄関は可愛いくて好みでした!トイレはインパクトがあり、スカッとして面白かったです♪女の子も可愛いです☆ねむさんの短編集は初めてでしたが楽しかったですo(^▽^)o2013/11/21
ソラ
34
くらすはこって何のこと?って思ってたけど家のことか。こどものへやが特に良かった。姉と妹のそりが合わないながらも共通の思い出が織りなす結末が良かった。2013/08/03
るぴん
27
くらすはこ=家の様々な場所をテーマにしたショートストーリー。さすがねむようこさん、どの話もいい‼︎トイレ、キッチン、玄関、子供部屋の話が好きだ。「玄関の住人」の壮太は、無自覚な分、相当タチが悪いと思う。ここまで無自覚な男は嫌だな〜。2018/09/25