内容説明
熊本、鳥取、福島沖──なぜ、大地震が頻発するのか? 地震の連鎖は「活動期」に入ったからなのか? 日本列島に走る活断層の数はなんと2000以上、次の地震を引き起こす「火種」は今もどこかでくすぶりつづけている──。活断層とは何か? 直下型地震はどうして起きるのか? 今知りたい疑問に答えます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
まーくん
92
本書(2016.12刊)冒頭、著者はー「それは明日かも知れませんし、10年後かも知れませんし、100年後かも知れません」2016年4月15日、東北大災害科学国際研での報告会で、私はそう発言しました。ーと書き出している。前日(4/14)発生、震度 7を記録したH28熊本地震一回目の地震(M=6.5)翌日のことである。ー「それ」とは、この地震に刺激されて布田川断層もしくは日奈久断層が動き、さらに大きな地震が発生することです。ーとも述べている。そして、それは僅か28時間後に起きた。二度目の震度7を記録した地震⇒2026/08/03
朗読者
18
東大名誉教授のゲラーさんがテレビで「地震予測は不可能」と言っていました。歪が溜まってきていることは計測できるが、いつ開放されるかは計算できない。活断層の位置も大きさもいつ動いたかもわかるが、危険性はわからない。でも地震研究は無意味ではないですね。それらの知識を得ることで活断層上や液状化地盤上を避けて暮らすことはできます。冒頭の4/15の学会で、2つ目の熊本地震の可能性を掴んだのに「明日か100年後かわからない」としか言えず、4/16に2つ目の大地震が起きてしまったエピソードは学者として苦しかったでしょう。2026/06/12
calaf
14
読むのに少し時間がかかったけど、結構興味深くて重要な内容でした。J-SHIS地震ハザードステーション。現在の住所では、どんな種類の地震のどの程度の危険性があるのかを表示してくれるサイトです。ちょっと専門用語が多く、一般の人には情報も過多という気もしますが、有用な情報なのは間違いないでしょう。2017/10/19
はる
6
2016年から10年後の今年、前回を上回る災害となった熊本地震。熊本城修復が熊本復興のシンボルとして力強く進められていた矢先だったこともあり、とてもショックだった。日本人の心の底に、あれ以上の地獄をみることはないという希望への強い欲求が、ショックを倍加させる。地震破壊にこのことは当てはまらない。そんな事を思いながら、何故活断層は生まれるのか、疑問が湧き手にした。地震発生予知の難しさと地表に現れた断層から地下に発生した断層の大きさと動きなどが紹介されている。2026/08/28
乱読家 護る会支持!
6
活断層は、なんらかの理由で動きやすい箇所だか、なぜ動きやすいのか?応力が集まりやすい地形なのか、岩質など動きやすい地形なのか、、、 ①地質地形を調査し、②断層の「動きやすさ」を判断し、③それぞれのプレートの動きを入力すれば、シミュレーションでおおよその地震発生箇所、大きさ、時期が特定できる気がするのだか、何が難しいのだろう? 本書は、一般の人向けに書かれたブルーバックスであり、地震学の入門書ではないはず。 タイトルの問いに答える内容にして、その解をピラミッドロジックの最上位から書くようにして欲しい。2017/05/11




