内容説明
ジェイコブたち潜入チームはレジスタンスとともに、惑星ラランド2を支配する敵勢力と熾烈な立体市街戦を展開。多大な犠牲を払いつつも、一度しか使えない切り札を手に入れる。そして彼らは地球への血路を開くため、敵の本拠地である“城砦(シタデル)”への突入作戦を発動する。一方地球では、狂気のロールストンが率いるコロニー艦隊を迎撃すべく、軌道上の最終防衛ラインに大艦隊が集結。ネット空間でも〈神〉とデミウルゴスという、二大超AIの最終決戦の準備が進んでいた……。『帰還兵の戦場』にはじまる傑作ミリタリーSFシリーズ、ここに完結!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
わたなべよしお
14
遂に終わってしまった。ジェイコブたちとお別れかと思うと、寂しいですな。ということで、なかなか良かったです。この人の作品は次も読んでみようと思います。2017/12/01
tom
11
ようやく最終巻に到達。とてつもない悪魔のような男ロールストンの出自が明らかにされる。それがいわゆるサイコパス。残虐ミステリーに登場するようなキャラ。それにしても、宇宙的規模でのサイコパスの展開。おまけに、有機体宇宙戦闘艦。あれやこれやと凄いことばかり起きる宇宙戦争。そして、最後は正義が勝つ。エピローグには少々仰天。おお、ここに行きつくのかと感心しながら苦笑い。2018/07/03
ろびん
2
エピローグ、なんかすごく置いてかれたような気分になる……。2020/01/06
渡邊利道
0
完結。どんどん戦闘は陰惨に、人間関係の愛憎は極まってぎちぎちに逃げ場がなくなっていく。底抜けな馬鹿馬鹿しさも消えて、クライマックスはあっけなく終わる。そして人称が変わり、謎が解かれて、空虚さと希望が綯い交ぜになったラスト・シーンはなかなか渋い。けっきょく愛がすべての鍵だったんだなあとか思った。2017/01/26
もとさん
0
苦行終了^_^;2017/01/26