内容説明
伝説の名探偵と呼ばれた今は亡き、龍崎太一の祖父はかつて数々の難事件を解決した切れ者だった。だがなんの因果か、その娘はだまされやすく、遺産をすべて騙しとられた上にショックで入院してしまい、孫の太一は食うに困る状態に陥った。その窮状を救ってくれたのは幼なじみの刑事と弁護士。殺人事件の捜査の協力と引き換えに援助してくれることになったのだが――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はつばあば
41
本の中の話だけでよかった(^^;。いくら歴史は繰り返される・・ったってこの母親ではオレオレ詐欺に「カモンかーちゃん」って唾つきだわ。主人公が頭使って謎を解く訳では無い(^^;。幻覚みたいに現れる祖父の示す通りにすることで事件が解決される・・・。なんかイマイチの大学生の生き方と由緒ある面々の隠された裏側にイラっとするが、次巻もあるので読ませて頂きます2019/09/17
ダージリン
23
かつて名探偵といわれた龍の孫が主人公で、けっこう突飛な手法で事件解決します!彼を助ける幼馴染で刑事の周平とその友人で弁護士の孝仁、その他もキャラクターが立っていて、さらっと読めました。ライト感に乗りきれない時もありますが、おおむね面白かったです。「クマのぬいぐるみは事件解決の証」(笑)。2015/07/04
まゆまゆ
15
タイトルの「名探偵」と表紙のカワイコちゃんに惹かれて読んでみました!ちょっと思ってたのと違ったけど、うん、面白かった^^* 伝説の名探偵を祖父に持つ太一くんが、ひょんなことから殺人事件の捜査協力をする事に。おじいちゃん(故人)を味方につけて犯人を突き止めていきます。私が今までに読んだ推理小説の探偵とは少し違った推理方法なので、今までに無い感じで新鮮でした。太一くん可愛いし、サポートする周平と孝仁もいいコンビ!次巻も読みます^^*2016/06/07
けい
14
サクッと読了。赤ずきんちゃん、騙されすぎ(笑)コスミック文庫これで2冊目だけど、キャラクターエンターテインメント小説って分類なのね?ミステリって感じはしないけど、キャラが好きだから続編出たら買うと思う。2015/08/16
しのぶ
12
オカルトではなく推理モノ。主人公が自らの頭脳を生かして丸々謎を解く訳では無く幻覚の様に現れる祖父の示す通りに言い張る事で事件解決。また気付けば薄らと漂うBL臭に身構えていないと冒頭少し引くかも知れない。過去の事件や歴史を振り返る所は興味深く読んだ。2015/11/24