内容説明
雪弥が花月香房と香乃の前から姿を消した。バイトも辞め、連絡も取れなくなってしまったのだ。真意を知りたい香乃だが、積極的に動くこともできず落ち込んでいた。友人たちによると、雪弥は顔色も悪く、思い詰めている様子だという。それを知り、戻ってきてもらうために行動しようと決意した香乃は、原因は雪弥が過去に起こした事件によるものだと知って……?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
SJW
114
前巻で鎌倉駅ホームで自殺しようとした若い男を香乃が助けた事件から、雪弥が鎌倉香房のアルバイトを辞めて姿を消してしまう。雪弥の叔父の和馬、祖父の宗一郎から雪弥の過去の秘密を聞くことにより理解できたが、知人の自殺未遂が起きる。阿部さんによる登場人物の感情の描写は心の襞も描写するようで、いつも感心してしまい、次巻が最終だと思うと寂しくなる。2020/07/23
ツン
96
えっ、どうなるの?で終った3巻。そして、香乃が行動した4巻。とてもよかった。起承転結の転という感じ?次も楽しみです。2022/02/06
詩界 -うたか-
83
#読了◆あの時、あんな事が起こらなければ。雪弥さんは私の元に戻ってくるつもりはなかったかもしれない。だから、きっともう、雪弥さんは会わないんだ。様子が変わってしまった雪弥に、十和子や高橋も動き出す。そして、香乃も。◆切なさと悲しさがつまった巻でした。不器用な雪弥に、香乃が成長して伝えようとするところがぐっときました。この巻めちゃくちゃ好きです。2020/06/15
aoringo
79
シリーズ四作目。香乃の前から姿を消した雪弥の重い過去が明らかになる。そして暗い出来事が続く。過ちを犯して心ががんじがらめになっている時、そんな人と出会った時どうするのが正解なんだろう。答えはきっと人の数だけある。後悔を知らない人なんていないのだから。その人のことを心から想っていれば少しずつでも前に進んでいけるんじゃないか。今時のラノベを侮る勿れ。何度も涙ぐみそうになりました。さあ次はとうとう最終巻!楽しみのような寂しいような...2022/09/15
のんき
79
香乃が雪弥に、バイトに来なくなった本当の気持ちを直接聞きにいくところが印象に残りました。雪弥が、雪弥の口から、過去にあったことを話します。いつも冷静な雪弥だって、怒るときもあります。汚いところ、腹黒いところもないわけではありません。その話しを聞いて香乃は、そこのところも含めて、雪弥にいてほしいと、泣きながら話すところは感動的でした。 2017/06/28
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