メディアワークス文庫<br> 東京バルがゆく 会社をやめて相棒と店やってます

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メディアワークス文庫
東京バルがゆく 会社をやめて相棒と店やってます

  • 著者名:似鳥航一【著者】
  • 価格 ¥671(本体¥610)
  • KADOKAWA(2016/12発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784048924405

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内容説明

大手メーカー正社員の座を捨て、独立を決意した貝原。始めたのはカフェ兼酒場、つまりスペイン風のバル。それも移動屋台という意外なものだった。怪しげな風体の青年を相棒に、都内を流す。大都会東京は24時間眠らない。そこで暮らす人々は多種多様、思いがけぬ出来事に遭遇することもある。でも、出会いは一期一会。貝原は青年ならではの純朴さで客に振る舞うのだ。料理と酒とちょっとだけおせっかいを添えて。なんとかなるし、明日は変わらずやってくる。そんな気持ちにさせてくれる、大都会のささやかな出会いの物語。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゴンゾウ@新潮部

102
脱サラをして移動式のスペインバルを営む貝原。突然彼の前に現れバルを手伝うことになった同級生阿南。性格が正反対のふたりの周りに集う客たち悩みを解いていく。なんだか 話に奥行きがない。面白いと思いますが。2019/01/13

スズ

93
脱サラし、店舗用に改造した車で移動式のバル(スペイン風のカフェ兼居酒屋)を、都内各所を移動して開いている貝原圭と相棒の阿南礼二の元には、様々な悩みを抱えた客が訪れる。お客に自慢のスペイン料理やスペインビール、ワイン等を楽しんでもらいながら、お客の悩みに耳を傾ける貝原の姿が好印象。具材豊かなパエリアやピンチョスがとても美味しそうでした。貝原の元同僚や上司が、貝原に会社に戻ってくるよう説得に訪れるも、自分の大切な夢を追い続けるためにそれを拒む貝原の強い熱意が印象的でした。スペイン風オムレツが食べてみたいなあ。2016/11/26

佐島楓

65
ちょっと人間関係が狭いため無理がある面もあるが、みんな日常と夢のはざまでもがいて生きているんだよな・・・としみじみ思ってしまうような作品だった。癒しとなっているお料理の描写も美味しそうで、特にパエリアは読んでいて本当に食べたくなってしまった。こんな移動屋台が近所に来てくれたら、ファンになっちゃいますよ。2016/12/03

もも

60
初の似鳥さん。脱サラをしてスペイン風のバルを始めた主人公・貝原。移動式屋台で相棒の阿南と共に都内のあちこちに出店し、料理と酒をふるまう。「夢を追う事とは?」と問いかけられているような物語だ。この物語に登場する客は、様々な夢を追いかけている。自分の為に、大切な人の為に。「海老のアヒージョ」の物語が個人的には好きかな。相棒の阿南が癖が強すぎて好き嫌い分かれるような気もするけど。阿南の過去と、貝原の脱サラした理由。そして「ウツツノバル」という店名の由来はちょっと切ない。2017/04/30

Book・CaFe

42
スペイン料理が大好きなので、タイトルに惹かれて購入。大手電機メーカーを20代後半で退職した貝原圭。退職後は、スペイン風バル・キッチンカー【ウツツノバル】を始める。風変わりな幼なじみやバルを通して知り合っ人々との交流は心温まるものがある。印象的だったのはプロレスラーの話し。シュリンプが子供の頃に父親と見たプロレスがどんなものだったのか見てみたい。読み終えて、人生は夢を叶える場所なのだと気づかされる作品。そして何よりスペイン料理がどれも美味しいそうで、こんなお店の常連さんになりたいという夢が1つ増えた。2017/02/03

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