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内容説明
スマホ不正疑惑をなぜ未然に防ぐことができなかったのか。将棋ソフト、プロなき運営、見て見ぬふりをしてきた将棋ムラ…「憧れの職業どころか食えない職業になる日も近い」という将棋界の実情を現役棋士が明かす。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
むーちゃん
103
書かれたときはから、時は過ぎました。橋本8段奇抜で好きでした(今でも好きですが…) ちょっと独善的な部分があるように思いました(これは、読者としての素直な感想です) 今、この藤井聡太時代の幕開けを観て筆者はどうおもわれてるでしょうか?2022/01/31
hnzwd
48
異端の一流棋士である橋本八段が書いた一冊。様々な場面で将棋界に苦言を呈す事が多い方でしたが、本書でもかなりの斬り込みっぷり。将棋が、将棋界がこれからも生き残り続けるためには。ボードゲームであると同時に、将棋は伝統であり文化。コンピュータと戦う事は、一つの楽しみではあるけれど、それを全てにしてはいけないと感じました。短距離走の記録がパラリンピックの方が良くなってきているけど、オリンピックにパラリンピック選手が出ることは無いように、あくまでも別競技という意識が必要ですね。2017/01/03
Emperor
32
言いたいことはすごくよくわかったよ。「将棋連盟をぶっ壊す」くらいのこと言ってのけてくれよ。2018/02/17
緋莢
30
2016年10月。プロ棋士が対局中に離席、将棋ソフトを不正使用しているのではないか?という疑惑が大きく報じられた。コンピュータ将棋と関わる事で現実化することが懸念されていた「最悪のシナリオ」の一つで、コンピュータ将棋との関わりに限らず、将棋界は危うい状況にある。コンピュータ将棋に一貫して否定的なスタンスをとる著者がコンピュータ将棋と棋士の関わり、斜陽産業になってしまった将棋界の実情に警鐘を鳴らす。2017/02/12
しーふぉ
29
スマホカンニング騒動とは関係なく書かれたようだが、騒動の時にツイッターだかで1億パーセントクロと発していたのに、判断する立場にないと書いているのはいかがなもんでしょう。自分はエンターテイメントとしてソフトとの対局や棋戦のニコ生の配信は賛成なので、橋本さんとは立場違うけど、将棋界を真剣に考えているのは分かる。2017/04/08