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内容説明
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女の子になりたいとずっと悩んでいたテディベアのトーマス。
それを打ち明けたら、大好きなエロールはもう友だちじゃなくなってしまうだろうか…。
本当の自分を打ち明ける勇気を持ったテディベアと、
そしてそれを知らされた親友のエロールの返事は……。
「大事なのはきみがぼくの友だちだってことさ」
ジェンダーと友情についてのやさしいお話。
作者のジェシカ・ウォルトンの父は男性から女性に性別移行したトランスジェンダーだった。ジェシカは、自分の息子エロールに読んで聞かせるトランスジェンダーをテーマにした絵本を作りたいと思ったことがきっかけで、自分でこの絵本を制作した。
本文は、すべてひらがなとカタカナ。幼い読者がひとりでも読める絵本です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
わむう
26
ジェンダー絵本。男性から女性に性転換した父親を持つ作者が自分の息子に読み聞かせしたいと思い描いた本。冒頭の献辞が美しかったです。2019/11/22
ネギっ子gen
24
女の子になりたいと、ずっと悩んでいたテディベアのトーマス。 それを打ち明けたら、大好きなエロールはもう友だちじゃなくなってしまうだろうか――。ジェンダーと友情についての優しい話。作者の父は、男性から女性に性別移行したトランスジェンダー。ジェシカ自身はバイセクシュアルの女性。夫は、男性として生まれ現在は女性として生活するトランスジェンダー。作者は、息子に読み聞かせるトランスジェンダーをテーマにした絵本を作りたいと、この絵本を制作。 本文は、ひらがなとカタカナで表記。幼い読者がひとりでも読める、素敵な絵本!⇒2021/03/16
ヒラP@ehon.gohon
22
ジェンダー、LGBTを考えるには 、ソフトタッチで導入しやすいお話ですが、ぬいぐるみのクマを通して考えるには、ちょっと現実感が乏しいのが残念な絵本です。 著者が関わる現実を抽象化したためでしょうか。 男性から女性になったのが人間だったら、どのように受けとめたでしょうか。2020/12/24
いろ
18
トランスジェンダー(T)を扱ったお話。小3終わり道徳で「男や女だからという偏見」学習があったので。お話として「そうだよね。」納得,すんなり入ってたけど,「じゃあ,1番仲良しの○○君が「僕,本当は女の子として過ごしたい。」って言ったら?」「逆に僕が心が女の子だったら,○○君に話せる?」具体的に想像を促すと,首をひねって考え込む9歳男児。クマのトーマスは大きく息を吸って親友エロールに打ち明ける。その勇気が必要な心境を重く考えた。Tでなくとも,女だから等という偏見もまだ大きい。昔に比べれば激減していてもなお。2017/04/23
おはなし会 芽ぶっく
15
著者のジェシカ・ウォルトンさんは、バイセクシャルの女性、トランスジェンダーの父を持ち、自身のお子さんエロークくんに、家族の多様なありかたを伝える絵本が欲しい、と自ら創作しクラウドで出版しました。「自分だけがおかしいのでは?」と悩む人々に「それはおかしいことではないよ」と語りかけてくれます。性別よりも人間性を受け入れたいですね。【SDGs5 ジェンダー平等を実現しよう】【ジェンダー絵本 LGBTQ+】 2022/03/30