内容説明
イケメンだがヘタレな大和田大輔は、周囲の反対を押し切って結婚したものの色々な“しくじり”により離婚してしまう。
ヤケになって会社を辞めた翌日、結婚詐欺を目撃し、被害者の女性を助けようとするも、これも失敗。そのとき大輔を助けてくれたのが結婚相談所『愛・燦々』の所長、桜沢だった。彼女の強引なスカウトに押し切られてスタッフとなった大輔だが、その相談所は問題のありすぎる依頼人たちの“最後の駆け込み寺”となっていて―。
ワケアリ依頼人たちの成婚率が90%を超える理由とは…?
思わず納得&共感してしまう、ほんわかハッピーストーリー!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
47
文章のテンポがよく、ふとページを繰る手を止めて考えさせられるような恋愛観・結婚観の挿話も多かった。主人公の大輔自身が幸せになるまでこの物語を読んでみたい。2016/12/23
はつばあば
45
「若く見えるのは無知のせい・・」初真っ端からお説教喰らった(笑)。それに「金の無い男の愛は牛肉のないすき焼きみたいなもの」?。なんと辛辣なお言葉の数々。それでも結婚と言うものをよく見据えています。ちょっと楽しんだら子供ができた。仕方から結婚した。でもやっぱり離婚した。そうならない為にも性教育は必要だし、この本のように「結婚とは!」なる本もいいものだ。生活環境の違う他人同士が一緒になるなんて恐ろしくないですか?。優しそうな言葉と顔に釣られて一緒になったらDV魔かヒモのような亭主か。惚れた腫れただけでは・・2019/02/22
たるき( ´ ▽ ` )ノ
36
Kindle Unlimitedにて。おお・・・しっかりとした芯のある内容で、面白かった!!所長や大輔の言葉が心に響く。結婚は価値観が合わないと難しいよね。自分がラクでも、相手が無理をしていたら一緒に歩いていくことはできない。お互いを大切に思いやることが大事だと思う。大輔が幸せになるお話を読めたら嬉しいな♪2019/07/16
よっしー
20
図書館で見かけた一冊。軽い気持ちで手に取りましたが…思った以上に濃い内容で、読みごたえがありました!! 結婚相談所といえど、現実的ではない相手は確かに進めることはできないですよね。結婚とは何なのか、何のためにしたいのか。自分だけではなくお互いがプラスになれるような関係性が築けないと駄目になりますもんね。所長の考え方はやや偏っている気もしますが、ある意味正論過ぎて耳が痛いです(笑2022/01/18
Artemis
15
結婚するって、特定の誰かとより親密な人間関係を作って人生を共有すること。一緒にいるけど自分の人生は自分で生きないといけないし、相手の人生は相手のもの。当然別の人間同士だから自分の思い通りになることばかりじゃないし、一緒にいることで一人だと考えなくていいストレスにもさいなまれる。人が幸せそうだから、結婚してないと欠落人間みたいだから、とか自分の価値基準以外でするものではないなと思う。でも同じくらい共有しなければ味わえない幸せもある。2022/12/01