電撃文庫 ぷれいぶっ！

著者名：高遠豹介【著者】/プリンプリン【イラスト】

KADOKAWA（2016/12発売）

• ISBN：9784048683319

内容説明

突然、夏休みに別世界へ召喚された高校生・雪村統吾。統吾は魔王を倒し、世界を救った勇者となって現代へ戻ってきた。そんな彼の前に謎のスーツ男が現れ、別世界の人間を集めた学校へ転校することに──。　そう、雪村統吾はこの転校に人生を懸けている。強くて謙虚で人気者、「雪村くんって勇者だったんだ。すごーい！」と女の子にモテモテ学園ライフを満喫するはずが、世界を救った勇者はクラスの中でも最弱だった!?　そんなアレな統吾でも、気にせず慕って最初に声をかけてくれた可愛い魔法使い・夏森朱音。彼女のために真の勇者になろうと頑張るが……。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[わたー]

【感想埋め】当時流行った勇者モノ。世界を救って現代に帰ってきたのに、救った世界のレベルが低かったせいで、現代で無双できなかった残念な主人公の物語。私は好きだったのだが…著者は最近、新作を発表していないので悲しい。筆を折ってしまったのだろうか。

[中性色]

先買いはしてたけど、別の作品を読み終わってから読了。やっぱ文章運びがうまいんだよな。中間も中間、まん真ん中を突き抜けていってる。少しでもバランス崩れるとダメになるところをうまく整えている。ただ、異世界からの設定云々はまだ使いこなせていないだけに、それを活かした現代での物語作りがどこまでいけるかというのがポイントになってくるかな。あとしまぱんはあえてライトグリーン説を唱えておこう。個人的には、朱音が好み。

2016/07/09

[カインズ]

【井の中の勇者】異世界から召喚され選ばれた者にしか抜けない伝説の剣を抜き魔王を倒した勇者が主人公なのだが、上には上がいすぎる話。ただ、この主人公のバイタリティーが並みではない。時には悪人のようなこともし、変態的思考も多いが、どんなことにもへこたれないのである。仲間である女の子二人も天然な朱音にクールだけどアイス好きな瑞希とそれぞれ違った魅力がある。個人的には、アイスで簡単に釣られる瑞希が可愛くて好き。なんでYシャツ姿のイラスト無いの……。敵キャラとしては、ボスである会長より悠子さんの方に恐ろしさを感じた。

2011/12/31

[タカユキ]

何でもアリのノリと軽い展開は安心して楽しめますねぇ。錐もみで飛んでいく明道に爆笑しましたｗ

2010/02/13

[たこやき]

世界観設定が絶妙。ある異世界では英雄でも、別の世界では全くダメダメ。でも、「勇者」と憧れられて、弱いのに強いふりをする主人公・統吾に、何か同調した。基本、ギャグなので気楽に読めるし、ストーリーにひねりとかはないものの、楽しく読むことが出来た。

2010/08/10