内容説明
わたしをこの村に連れてきてくれたリーチのおかげで、ちょっとずつ村の生活にも慣れてきた。そんな中、伯爵くんが始めた戦艦造りを手伝うことになって、心配性のリーチはわたしのことをわたし以上に心配してくれている。それは嬉しいけど、でもわたしはリーチのことをどう思っているんだろう。 こんな気持ちになるのは初めてで、自分でもどうしていいかわからないや。 妖精だって恋をする――ハコニワ2巻。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりも
19
まさかの第二巻。リーチがリリー達と一緒に船を造ったり、色々する話。今回は1巻と比べてパンチは薄めでしたが面白かったです。程よくラブコメしながらもしっかりと作者さんの個性が出ているのがこの作品の魅力ですね。これがやりたい!という熱意が伝わってきます。文章が平坦で盛り上がりにくい所が難点だけど、ラストまでしっかり駆け抜けてくれたので良しとしましょう。次回作も変に媚びず、のびのびと書いてもらいたいですね。2015/04/12
まつだ
3
まってましたの第2巻。タイトルからして期待通り。読みおわるとカバーイラストの意味が解る。前巻のような押さえられない圧力の高さは鳴りを潜めて、その代りにじっと狙ったように物語が収束点に至る。視点を入れ替える構成はちょっと違和感がのこったけど、最後の最後にもうちょっと読みたいくらいで終わるので、満足できた。これで終わりなのが残念。2015/04/11
えむえむ
1
1巻でリリー取り戻したとこみたいって感想書いたら口絵で書いてあった。これはカッコいい。前回目立たなかったドクターのキャラが立ちすぎて他が霞むくらいの強キャラだった。なんだこの最強おチビさんは。炎の魔術師さんがあまり活躍しなかったのは残念だが代わりに伯爵が伯爵してた(日本語は伝われば略) 個人的には1巻のぶっとんだ疾走具合の方が好きだったが、これはこれで面白かった。 やはり最後はちょっと物足りないって終わらせ方なんだな。もうちょい欲しかった。え?これで終わりなの?非常に惜しい…… 次の作品にも期待してます2015/06/02
とにざぶろう
1
『間違った考え』という言葉はあまり好きではないが、やはりこの人達の考えは間違っていると思う。これがユートピアというのは信じられない。一巻よりかは許せたが。この物語がつまらなかったわけではない。2015/04/17
■■■(伏せ字)
0
この巻は面白かった。金にあかせてヘンなものづくり、というのは本来の執筆意図からしてもやってほしかった話。村の子はどれもキテレツで感情移入不能な感じだが、伯爵が終盤チラっと見せる人間らしさにちょっと安心w 根本的にはバカだが小学生らしいかっていうとまた別の問題という気もする。2017/01/29