講談社現代新書<br> 米中戦争 そのとき日本は

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講談社現代新書
米中戦争 そのとき日本は

  • 著者名:渡部悦和【著】
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • 講談社(2016/11発売)
  • 夏を先取り!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~6/29)
  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062884006

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内容説明

中国軍は、あなどれない。日本は必ず巻き込まれる。はたして勝者は? 自衛隊元最高幹部が、「台湾」「南沙諸島」「尖閣」「南西諸島」の4つのシナリオを用いて米中戦争・日中紛争を正面から論じた初の本。日本はいま、この時代に何をなすべきなのか?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

南北

39
米中戦争のシミュレーションを論じた本です。現在の戦争は5つのドメイン(陸・海・空・宇宙・サイバー)の作戦を統合して、相乗効果を上げるだけでなく、非軍事手段を含めたハイブリッド戦(ロシアによるウクライナの停電)、さらには中国の超限戦(非正規戦・金融戦・広報戦など)も想定しなければならないとしています。中国人民解放軍が短期決戦を志向しているのに対し、米軍は太平洋を隔てた距離もあるため、一度撤退した後反撃する長期戦を想定しているようです。日本は上記の点を前提として戦うことになるので、楽観視はできないと思います。2019/08/30

姉勤

35
シンクタンクによる調査資料や公に開示されている情報だけを元に、米中有事を考察する。戦記シミュレーション的なものではなく、双方の軍事力の絶対数と伴う作用を「願望」を入れず、軍事用語たっぷりの割には素人にもわかりやすいプレゼンテーション。 従来の陸海空とサイバー空間、そして宇宙空間の戦力が複合的にリンケージする現代戦において、単独の兵器の優劣や練度では計れない侮り難い能力を中国軍はすでに備えている。しかも日々増長する軍事費と意思は、具体的な目標を定めている。戦争はしたくない。が、相手は違う。助けて、憲法9条。2017/03/17

H2A

14
中国ものを読むのは、もっぱら現実的な関心から。この著者は実務的なアプローチで、米国のシンクタンクのはじいたシミュレーションとスコアカードを元にして見せながら議論を進める。日本の平和ボケと戦争アレルギーは嘆かわしく、米国の知識人と国防議論の層の厚さにしばしば言及する。取り立てて新鮮な内容ではないが、左翼政治家には読んでもらいたい内容だと思った。2017/10/28

inami

11
◉読書 ★3.5 習国家主席は「偉大なる中華民族の復活」と「米国と対等かそれ以上の覇権国家になること」を掲げ、オバマ大統領との会談では「広大な太平洋は二つの大陸にとって十分な空間がある」と太平洋を米中で二分することを提案した。本書は「中国で現在進行中の大規模な軍改革、サイバー戦、宇宙戦」「米中戦争シミュレーション”台湾戦争”、”南シナ海紛争”」など、巻き込まれるであろう日本?、戦争を防ぐには、日本が強い存在であることが大前提で、戦争の抑止は力の均衡が必須の条件だと・・これが現実、悲しいかなホモ・サピエンス2017/12/28

おっくー

10
衝動買いした本。専門的な内容。特に中国の軍事改革は衝撃的であった。第2砲兵が陸軍から引き剥がされ、第4軍のミサイル軍として、新編された。また、軍事委員会直轄の戦略支援部隊はサイバー戦、宇宙戦などの部隊も新編。中国軍についての見識を改め、客観的に戦力等を考えたい。また、米軍のエア・シー・バトルの内容など勉強になった。同盟国の参戦が前提であり、自国防衛を含めて衝撃的であった。日本の憲法、法律による自衛隊の行動にはまだまだ、問題が山積みである。2016/12/29

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