一○一教室

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一○一教室

  • 著者名:似鳥鶏【著】
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 河出書房新社(2016/11発売)
  • ポイント 16pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784309025032

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内容説明

カリスマ教育者・松田美昭が作った全寮制一貫校・恭心学園。高い進学実績、ひきこもりや反抗も治ると話題の学園で健康な男子高校生が突然死んだ――。新生・似鳥鶏渾身のダークサスペンス!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

279
表紙に魅かれて、読みました。似鳥鶏(にたどり けい)、初読です。ニトリかと思ったらニタドリだったんですね。いずれにしても酉年の今年飛躍しそうなペンネームです。本書は教育カルトの物語、ペース良く一気読みしました。現実も含め、教育問題の難しさを感じました。社会に適合出来ない子供達が増えている中で、親、教育者、社会は何が出来るんでしょうか?作中にも出て来ましたが、戸塚ヨットスクール事件を想い出しました。似鳥鶏を今後も注目したいと思います。2017/01/07

🐾Yoko Omoto🐾

188
教師による日常的な体罰、拷問、暴行、虐待。厳しい生活環境のストレスが生む生徒間の虐めや暴力。追い詰められた果てにある死。警察すらあてにならず、まるで治外法権下にでもあるかのような全寮制の学園で起こる悲劇。この手の"行き過ぎた指導"がまかり通る教育現場は、現実にも有名な事件があるが、全くの絵空事ではないのだろうと、過酷な描写の数々に震えながら読了した。厄介者の我が子の教育を請け負う教師を狂信的に信望する親や、幾度問題になっても、こういう教育ビジネスに需要があるという、終わりのない現実が何よりも恐ろしい。2017/02/08

nobby

156
ある学園での一人の少年の不審死はイジメあるいは体罰か…序盤から匂わされるまま真相明らかになる様は当たり前に胸糞悪いが、そこに加わる本来注がれるべき愛情を踏み違えた親の加担という捻りにショックを覚えた。“家庭”から“学校”に場面を変えて描かれる洗脳は、他作品と同様に眉ひそめるばかり。少しずつ視点変えた章が段々と重なる構成は面白い。不謹慎にも、後半その救出を願う展開に夢中になってしまった。また、章間に挟まれていたインタビューの仕掛けは、個人的には予想の範囲で苦笑い…その再興が現実的に起こり得ていることが怖い…2018/02/07

ダイ@2019.11.2~一時休止

151
学園ものですが体罰がテーマなんでダークです。森友のこともそうですが一部に受け入れる人がいるのが問題なんでしょうね・・・。読み進めるのがつらかった。2017/09/04

takaC

150
傷害致死罪でも懲役5年半とか4年とか2年半とかの判決なのか。しかも実刑の4人以外の教員は一切お咎め無しってのは解せないが証拠不十分ということか。しかしこの本なぜ千葉市蔵はたったの1冊だけなんだ⁉︎2016/12/20

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