人は皮膚から癒される

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人は皮膚から癒される

  • 著者名:山口創
  • 価格 ¥1,430(本体¥1,300)
  • 草思社(2016/11発売)
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  • ISBN:9784794222145

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内容説明

つねに外界と接し、脳より先に快不快を判断し、わたしたちの行動や心理に強い影響を与えている皮膚。本書では、直接「触れ合う」効能はもとより、ただ「寄り添う」だけで相手を勇気づけたり、元気づけたりするという、皮膚がもつ「癒しの力」の正体に迫る。
さらに、認知症に効果があるといわれるユマニチュードや、セラピューティックケア、タクティールケアなど介護やホスピスの現場で注目されている「触れるケア」の効能についても言及。実際に自分でもできる皮膚から元気になる方法も提案する。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

akiᵕ̈

28
「触れる」スキンシップという行為が、どれほど人の心に与える影響が大きいかということが、体の仕組みや実験などから科学的に説明されている。そもそも医療の原点である「手当て」がそれを表しているのだろうし、確かに人の手の温もりは癒される。視覚優先の欧米人に対して、触覚優先の日本人は、幾通りもの風合いの表現方法だったり、湯呑みに把手をつけないで中身の温度を手で味わう意図を持つことをしている、などがとても興味深かった。2022/12/25

たまきら

27
哺乳類にとって触れ合うということがどんなに大切か、という当然と言えば当然なことで書かれている本です。欧米との比較などにはもう少し研究が必要な気もしますが、介護といった現場への視点は興味深かった。先日夫がユマニチュードについてのドキュメンタリーを見ていたので、ちょっとリンクしたかな。触るという行為は親密だからこそ、まずは愛する人と。気のおけない友人と。コミュニケーションの一機能としてぜひ使い方を覚えておきたいと思いました。ま、気づきのための本かな。2018/12/06

おおにし

19
握手もハグも日常的ではない日本人が実は触覚優先の民族だという指摘は興味深い。しかし、ここでいう触覚とはスキンシップのような直接皮膚に触れる感覚ではなく、人と人との間の揺れ動く境界(間合い)を感知する日本人独特の触覚の話のようだ。スキンシップによる治癒の話と日本人特有の触覚についてが一緒に語られているので少し混乱してしまった。あと、心身の不調は対人関係の中でこそ癒やされるという指摘はなるほどと思う。2016/10/25

K K

9
良書。スキンシップの重要性について説いた現代人必読書。私は半分外人だから、日本人について書かれたことに必ずしも当てはまらないが現代が抱える問題には多いに共感。 スキンシップは体温をあげるために抱きしめることから始まった。 体を温めると人との心理距離も縮まる。 うつ病は体温制御できないことが原因。 適切な触覚刺激がないと自閉症になる可能性高い。 自尊感情が低い人に有効なタッチがある。 パートナーがいる方がより難易度の高い行動を取る傾向にある。 親しい他者を自分の一部と感じる自己膨張論 【続く】2017/05/31

吟遊

9
軽く読めるけれど、良心的な内容だと思った。話題はやや幅広いが、第一章だけでも十分に楽しめる。2017/03/29

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