出版社内容情報
「やっと見つけた。私の花嫁」
そう言って攫われた先で、ローザは不思議な歓待を受けていた。
ローザをここへ連れてきた美貌の青年の名はライアン。「妖精公爵」と名高いポーレット家の次期当主であった。彼はローザの実の従兄弟にあたり、ローザが正統な公爵家の血を引く小公女であることを明かす。
駆けつけたアルヴィンのおかげで一時は青薔薇骨董店に戻るが、今後の身の振り方に不安を覚えるローザ。アルヴィンと共にいる方法を探すため、そして改めて両親について知るため、アルヴィンとともに妖精公爵家へ接触を図るうちに、ローザの出自を取り巻く妖精公爵家の因習が明らかになっていき……。
孤独な少女と銀の貴公子の優しいフェアリーテイル、堂々の完結巻!
【目次】
◆◇◆contents◆◇◆
序章 妖精の瞳の誘惑
一章 妖精除けのシャトレーン
二章 疑惑のファミリーツリー
三章 舞踏会の光と影
四章 ドールハウスの秘め事
五章 薔薇の瞳は煌めいて
終章 青薔薇アンティークの小公女
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
25
「妖精公爵」と名高いポーレット家次期当主ライアンに攫われ、不思議な歓待を受けるローザ。彼女の素性が明かされ、妖精公爵家の因習がローザを襲う第5弾。ローザが正統な公爵家の血を引く小公女であることが明かされ、アルヴィンのおかげで一時は青薔薇骨董店に戻ったものの、彼と共にいるため、改めて両親について知るため、アルフィンと妖精公爵家へ接触を図るうちに、明らかにされてゆく妖精公爵家の因習。遅まきながら想いも自覚してゆくアルヴィンの変化もなかなか良かったですし、一緒に苦難を乗り越えて迎えた結末はなかなか良かったです。2025/07/16
まぁ
5
完結巻でした、ローザさんの出生の諸々も妖精に纏わる問題も解決してハッピーエンドで大変良かったです。ドレスに、アンティークに、妖精に、と全力でキラキラしたファンタジー要素満載なのに、好きだけじゃなくてこれからもしっかり考える地に足がついてるローザさんは美しいヒロインでした。アルヴィンさんは反対に一緒にいないと寂しいから、会いたいから会いに行くをすべて有言実行してて、うわぁとによによです。2025/07/24
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