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内容説明
N県稗南(ひなん)郡稗南町。由宇(ゆう)の15歳の誕生日の前日、大好きな父親が「X-01(エックスゼロワン)」と言い残して急死した。そして黒づくめの男たちが、「X-01」を求めて、町を破壊しにやってきた!? 一方、ラタの住む小国、永依(えい)の国は滅亡の危機を迎えていた。隻眼(せきがん)の将軍に拾われたラタは戦士としての血の道を歩み始める。運命に翻弄される由宇とラタ、2人の魂の物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はじめさん
23
異世界。大国に挟まれた小国で、将軍に天稟を見出され息子として養子入り、破壊神の化身と天下に勇名轟く少女・ラタ。場面転換、20xx年の日本、15歳の誕生日前に父親を亡くした少女・由宇。今際の際に残した「エックスゼロワン」「ラタ」の言葉。血に染まる地面の幻影ーーまるで物語冒頭でラタが蹂躙した戦場のようーーふたりの別次元(?)に生きる少女の物語。平和な日本、父親の死と同時に現れる黒ずくめ軍団。彼らの狙うエックスゼロワンとはなんなのか。/ 地味にあさのあつこ初読。岡山の人やったのか。タレントのフィフィ似てるよね?2017/12/08
はっぱ
23
ファンタジー。面白かったけど、続きものとは知らなかった。(泣)。由宇とラタ。二つの世界。X01。謎は、深まる。凄く、続きが気になる。2017/01/09
はるき
23
あさのさんのNo.6を彷彿とさせる。が、何かごちゃごちゃしてる。二人の女の子がダブル主人公として運命に抗っていくんだろうけど、第1巻はまだ助走かな。ファンタジー部分の武骨な感じは好き。2016/11/10
ノラ
21
まだまだ序章。恐らくジャンルは近未来SF。No.6を彷彿とさせる諧謔の応酬、それだけで心踊る。血にまみれ、紅馬を操るラタ、おぞましい情景であるはずなのに、何故か美しい。 何かって―何?痛いほどの心の叫びがここにはある。若い人の心の動きを書かせたらあさのさんはピカイチ。これから、どのように物語が進むのか。追いかけたい。2018/02/23
朧月夜
14
異世界の将軍に拾われた「破壊神」の名を持つ少女と日本の少女の話が交互に語られる あさのさんの物語は 文体の歯切れがよく 生きる事への容赦ない言葉が綴られて とても好み 大好きな時代物の「弥勒シリーズ」とは 当然背景など全く違うのだけれど 底にある「生きる」事への厳しさは似ている物があって好きだ とにかく謎だらけの序章 先が楽しみ2019/11/27