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内容説明
▼第79話/邂逅▼第80話/地下水脈▼第81話/素晴らしき世界▼第82話/予感▼第83話/埋葬▼第84話/ムーダンの夢▼第85話/フィラデルフィアへ▼第86話/祝祭▼第87話(最終話)/語りかける者●主な登場人物/陳昌鉉(バイオリンの構造に興味を持ち、製作家を志す。だが国籍の問題で弟子入りできず、独学でバイオリンを研究し製作家となる)、大善(昌鉉の母。息子を何よりも愛する人)、李南伊(昌鉉が木曽福島で知り合った在日二世の女性。昌鉉と結婚する)●あらすじ/1973年、昌鉉は再び祖国へと帰ってきた。母・大善の容態が思わしくなく、釜山に引き取りたいという妹・貞仁の知らせを受けたからだった。だが、母の身を案じる昌鉉を待ち受けていたのは、なんと身に覚えのないスパイ容疑の取り調べで…!?(第79話)●本巻の特徴/昌鉉の製作したバイオリンは認められ、高値で売れるようになる。昌鉉はフィラデルフィアのコンクールに出品を決意し、さらに製作にいそしむが、ある日、妹から一本の電話がかかってきて…? バイオリン製作家・陳昌鉉の激動の人生譜、感動の最終巻!! 巻末には陳氏と山本氏の特別対談も収録!!●その他の登場人物/貞仁(昌鉉の妹。祖国で母と暮らしている)、成哲(昌鉉の幼なじみ)、相川先生(昌鉉の家に下宿していた恩師、南方にて戦死)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かさお
21
実話。在日朝鮮人で苦労の上バイオリン製作者として成功した陳昌鉉。戦争、迫害、飢え、人種差別、家族との別離、女と子供は動物のような労働力としてみなされなかった頃、1番大切なのは、教育だと改めて思った。母は息子に英語の辞書を買わせる為に米一俵を手放した。母の無償の愛、支える妻、女が居なければ、成功した男はいない。どんな偉人も独りでは偉人になれなかったと思う。作者が男性な事もあるのかもしれないが、女性が描いたらまた違う感慨もあるのかもしれない。
どすきん
3
昨夜は、と言うか、今朝は4時過ぎまでに5~9巻読破。そして帰宅後、10巻。今はまだ余韻に浸っている。2021/10/05
cinos
1
泣けるよと言われて貸してもらいましたが、一気に読めて、ぼろぼろ泣けました。道を示してくれた先生との別れや、ずっと一緒にいたいと思いながらも送り出した母の思い、そしてバイオリンを作ろうとする執念が感動を生みました。2013/01/08
安風藍
0
★★★★★2017/06/28
いとじゅん
0
タイトルに惹かれてイッキ読み。この人の知識だとか経験が体系化されて弦楽器づくりへ還元されたら、どれほど全体のレベルが上がるのだろうと寒気がした。2011/01/26