中公文庫<br> 少年と空腹 貧乏食の自叙伝

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中公文庫
少年と空腹 貧乏食の自叙伝

  • 著者名:赤瀬川原平【著】
  • 価格 ¥704(本体¥640)
  • 中央公論新社(2016/10発売)
  • 【Kinoppy限定】中央公論新社2025初夏の特大フェア ポイント40倍キャンペーン(~6/29)
  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784122062931

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内容説明

日本中が貧乏だった著者の少年時代、空腹を抱えてさまざまな工夫を凝らし、何でもかんでも「食べ物」にした日々。おかしくせつなく懐かしい、美食の対極をゆく食味随筆の奇書。飽食の時代にこそ噛み締めたい、逆説に満ちた、食事風景の昭和史。『少年とグルメ』改題。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinkin

70
赤瀬川原平氏、少年時代の食にまつわるエッセイ。故郷大分で過ごしていた時期の思い出、東京に出てきた頃の思い出が綴られている。誰もが子供の頃に食べた「食べ物」の思い出はあると思う。著者は見たことのなかった納豆の初体験、美術高校でデッサンの時間に配られた「食パン」のこと、他天丼、カレーライス、せんべい他どれも秀逸。中でも「蟹」兵隊さんの奉仕で蟹を供するときの出来事がとても好きだ。それを茹でるばあやがとてもうまく描かれていると思った。図書館本。2016/10/29

阿部義彦

17
赤瀬川さんの食にまつわるエッセイ過去に何度も読みましたが、今回中公文庫が何度目かの文庫化です。懐かしく味わいましたら。と言うのも第一部は伝説の雑誌、「ビックリハウス」に[人肉はまだ食べていないけど]という題で連載されたもので、私はリアルタイムでそれを読んでました。ビックリハウサーでしたのです。高校生でしたね。今にして思えば安西水丸さん、YMO、糸井重里、等など豪華執筆陣でした。赤瀬川さんの文章で今回うけたのが、三島由紀夫を評してでも三島由紀夫は芥川賞を貰わなかったけど私は貰った、なんて参りました。2016/09/28

富士山やま

9
期待していた赤瀬川本ではなかったかな…2018/05/12

tama

9
図書館本 赤瀬川ファン 泥棒しちゃいけませんよぉ チューインガムの廻し噛みってのも・・なんかなぁ。はなくそはグロです!やめてくださいっ。後書きで「歳をとると忘れやすい、というよりも、一度思い出して文字に書いてしまうと、もう大丈夫と安心して忘れてしまうのではないだろうか。」あーー これ、凄く同意。この感想も書いた途端に、読んだことすら綺麗さっぱり。2017/08/05

Toshi

8
赤瀬川原平とにかく好き!原平さんは面白い、でとても優しい。2016/11/05

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