内容説明
侯爵家の長男ロベールと入れ替わった俺は、謎の斥候との衝突後、無事に竜騎士育成学校に戻ってきていた。自身の求める居場所を作るために“友人達の協力”が不可欠だと実感した俺は“派閥”作りに乗り出した。そんな折、学校より命じられたのは西方への蛮族探索。断ることもできず、先輩や現役竜騎士と共に任務に乗り出すが、見つけたのは敵国の兵に囲まれ孤立した砦! 俺は竜【ヴィリア】と共に単身砦に乗り込む決意をするのだが――。異世界成り上がり興国記第2弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
真白優樹
5
派閥づくりに乗り出す中、西方の蛮族を叩き潰しに戦場へ向かう今巻。―――自らの有用性を示せ、その戦場で。周囲への露呈、気づきが更に増し、遂に入れ替わり先の実家にも伝わった今巻。今巻で築いた戦果と築けた関係性は、この先どんな方向へと転がるのか。示した自らの有用性、示した自らの可能性。実家との会談を果たして無事に乗り切れるのか。彼の築く居場所はどうなってしまうのか。 次巻も楽しみである。2016/11/09
sion
3
仲間内の話から国家と貴族に入れ替わりが露見していた話へとシフト。竜騎士上層部、騎馬騎士(一人)、侯爵家、第二王子とばれていましたね。うまくバランスをとっていますが人脈作りや居場所作りを急がないとですね。ミナが奴隷からロベールを命がけで護る騎士になったのがよかったです。2016/11/09
さっきだったとら
2
入れ替わりの露見が予想外に早く冷や汗をかいたがとても面白かった。皇子や竜騎士本部には侯爵家からの指示、侯爵家にはロベール本人からの依頼と思わせ、同時に様々な功績をあげることで替え玉であれ有用な人材であることを証明し事なきを得る。バレた時は「これはだめかもわからんね」と思ったけど何とかなるもんだな。侯爵家の方はまだまだ安心できないけど、第二皇子という有力な後ろ盾を得て足場を確保したことで、居場所を作るという目標も大きく前進しそう。これからの成り上がりが益々楽しみになってきたので是非次も出してほしいね。2016/11/04
菊地
1
正体バレについてのバランスを取るのに苦心している感はある。容姿が似てる訳じゃないキャラが「入れ替わり」しようとするとやっぱり無理が出て来るので、昔ながらの「影武者」入れ替えものとかはやっぱりやりやすい設定なんだろうなぁ、と逆説的に思ってしまった。2017/03/12
よちたか
1
1巻で感じていた課題が大幅に改善された2巻。1巻は内政メインで、2巻は戦闘メインだったが、筆のノリがかなり違う。今後も戦闘+暗闘メインだと期待できるかな。今時のラノベ主人公には珍しく、女性に全く興味を示さず、目的達成のために手段を選ばず容赦ないところも新鮮で良い。異常なまでに自己犠牲主人公が蔓延るラノベ界にあって、いっそ清々しいほどに利己的なので、このまま突き進んで欲しい。ただ、今のラノベ購読層には受けないと思うので、続きが出るかが心配。今のファミ通だと、売れなきゃ簡単に打ち切るんだろうな…2016/11/13
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