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内容説明
経営の本質とは、一人ひとりでは突破できない難関を、みんなでなんとか切り抜けることにある。そのためには「組織力」を高めることが欠かせない。組織力を宿し、紡ぎ、磨き、繋ぐことで、人々ははじめて組織であり続けることができるのだ──。新入社員から役員まで、組織人なら知っておいて損はない組織論の世界。ビジネスの神髄を理論的に解説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はふ
7
本書から会社などの組織や集団において欠けているものや必要な事を学べた。2018/10/14
Go Extreme
2
組織力を宿す—組織の合理性: 結論よりもプロセスの方が大切 問題解決だけが意思決定ではない 組織の解剖学→生きた組織の学 組織の合理性←意思決定の後 組織力を紡ぐ—仕事を共にする: コミュニケーション 組織化とは何か 組織の多義性の削減 組織へと紡いでいくために 組織力を磨く—経営的スケール観: 「〜できる」スケール観 学習曲線の秘密 さまざまな経営的スケール観 時間的射程距離が短すぎて経営的スケール観がもてない 組織力を繋ぐ: 余人をもって代え難し 組織力を繋ぐ=あなたの仕事 組織化の社会心理学2022/05/05
koji
2
高橋さんの著書を読むと、いつも複雑な気分になります。読んでいる時は「全くそうだ」と大いに共感しながら、読後「ダイバーシティ等の観点からもっと違う切り口をもたないといけないのでは」と思ってしまいます。バーナード、サイモン、ワイクを整理して説明した箇所は役に立ちました。2010/09/04
ぽん教授(非実在系)
2
市場・合理的個人で説明できない組織についてその形成のされ方を軸に語る。著者とサイモンが、如何に経済学が物足りない学問かを延々となじっているが、リーマンショック以降も相変わらずの経済学を見ていると一言言いたくもなってくるのであろう。代わりに提示されるごみ缶モデルを用いると如何に人間がいい加減で非合理であり、それによって組織が動いており、かつその方が良いことも多いかが良く分かる。2015/11/03
usui
2
ちょっと組織について学びたいと思って手に取った本。健康な組織づくりとその恒常性維持のために必要なことが分かりやすく書いてあった。しかしベースは会社で、その対象らしきものも社会人のようで、学生の身で学生の団体に携わろうとしている自分には、欲するものとは少しズレているように感じられた。けれども、色んなエッセンスは感じられたので、無駄ではなかったと思う。おそらく、今の自分にはいまいちピンとこないものでも、のちのち効いてくる遅効性のエッセンスなのだろう。2013/05/27