内容説明
霊魂は祟るのか、お葬式は何のため、天国はどこにある、など霊魂に関わるちょっとした疑問に専門用語を使わず宗教学の立場から、やさしく語った入門書。東北では東日本大震災以後、幽霊の目撃談が激増しているという。数多くのイラストによりわかりやすく構成。霊魂をまじめに語ったユニークな一書。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
夜間飛行
61
私は霊魂というものがあると思う。だからできれば宗教を信じたいのだけれど、最後の審判で救われるか、輪廻から抜けられるか…など、待っている試練の大きさに身が竦む。要するに魂の行く末を直視するのが怖いのだ。信仰とは、青年が大人の責任を自覚するように霊魂の責任を自覚することなのだろうか。いずれにせよ、東日本大震災のような大災害の後ではもう他人事ではなくなった。いつ何どき自分の魂が現世を彷徨うかわからぬ、ことによると肉親の霊が苦しんでいるかも知れぬ。本書を読み、日々の生活でも鎮魂を意識して心の安定を得たいと思った。2017/11/03
記憶喪失した男
7
おれは霊魂なんてあるわけねえだろと思っている。日本で伝統的に霊魂が信じられてきたのはわかったが、霊魂の肯定を現代に真面目な仏教学者が言い出していることに戸惑う。2017/11/26
たけぽん
2
仏教の霊魂観が目から鱗。如何に西洋の仏教観に毒されてたのか。常識と思ってるって怖いわー、と改めて思ってしまった。2013/04/05
Yuki Aoyama
1
▼死んだらどうなるかは永遠の問い。日本式仏教+神道はまさに日本人らしさを感じた。同時多発的な霊魂・仏の存在を認め、死に馬に鞭打たず、死人は善人ととらえる。草木自然全てに霊魂が宿ると考える。▼仏教理論では、浄土で修行を積んだら、またこの世に生まれ変わって修行を積み、寿命が尽きたらまた浄土にいって…… というぐあいに、悟りを開くまで、この世と浄土のあいだを往いったり来たりする。これを専門用語では「往おう相そう還げん相そう」といいます。戒名は僧侶として浄土にいかための名前。2019/04/20
のび太郎
1
日本って本当に日本らしい。霊魂がいるなら会いたい人はいる。でも錯覚でしかないと思うのだけど・・・・真実は誰にもわからない。信心は大切にしたい。自分のためにも。2013/07/04
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