内容説明
社交舞踏会に学院が沸く中、グレンは特務分室のトップ、イヴから天の智慧研究会によるルミア暗殺計画を知らされる。舞踏会中止を訴えるグレンだが、イヴは逆にルミアを囮にした作戦をグレンに命令してきて――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりも
57
シリーズ第七弾。グレンの元上司で執行官ナンバー1《魔術師》のイブが、ルミアを餌に天の智慧研究会の捕縛を狙う話。《隠者》と《法皇》には見せ場があったのに、《魔術師》は上から目線で嫌味言うだけ言って相手の策にハマって操り人形と化すとかドジっ子が過ぎるぜ…まぁ、男衆たちのカッコいい姿を見れたから良かったけどね。特にグレンとアルベルトの息のあったコンビプレーは圧巻の一言。初めてルミアが見せた我儘も彼女の魅力を更に引き出していたし、システィも確かな成長を見せたりと、非常に満足度の高い1冊でした。次巻も楽しみ。2016/10/20
よっち
49
迫る学院の社交舞踏会で密かに天の智慧研究会の『ルミア暗殺計画』が動き出し、それを阻止するため宮廷魔導士団のかつての仲間や元上司イヴが現れる第七弾。護衛もあってルミアをダンスに誘うグレン。裏で行われる襲撃者たちと宮廷魔導士団の面々との激闘。そしてイヴの護衛計画をあざ笑うかのような暗殺術。多くを望まないルミアの葛藤が描かれる一方で、元相棒アルベルトとダンスでは脇役だった白猫が最後で大きな見せ場を作りましたね。あまりいい印象のなかったイヴの真意には苦笑いでしたけど、悲壮な覚悟が垣間見えた今後の展開が楽しみです。2016/10/20
ナカショー
44
今回のメインヒロインはルミアでルミア好きの自分としては、文句無しに素晴らしい話でした!軍属時代の上司のイヴや当時の仲間のバーナードやクリストフが新たに出たしたけど、グレンとアルベルトのコンビネーションが際立っていて霞んでたのが残念でしたねwイヴが何であれほどまでにグレンに執着する理由は何なのか気になるところです。次巻もとても楽しみです。2017/01/27
Yobata
41
迫る社交舞踏会で、ルミアを狙い天の知恵同好会が動き出し,彼女を囮に特務分隊が罠を張ると裏で鬩ぎ合いが起こっていた。ルミアを守るため、元上司の囮作戦に忸怩たる思いで参加する羽目になったグレンだったが…。グレンの元所属部隊長のイヴが登場。悪意を探知する炎の結界で作戦は完璧と誇るイヴ。確かに開始前は反論できなかったけど、滲み出てた噛ませ犬さは避けられなかったねwグレン達のおかげで一応結果は出せたけど、グレンの正義に対してある思いを馳せてて…と最後の捨て台詞っぽいのはなんか上官というより女の子らしかったねw→2016/10/20
ジャックン
36
案外早く最新刊に追いついてしまったな。煌びやかな社交舞踏会の裏でグレンが元同僚達と共闘する話でした。面白かった!やっぱアルベルトとグレンの以心伝心っぷりはいいね。特務分室の面々は個性的で面白かった。特にバーナード。初登場のイヴはこのままだと面倒くさい噛ませ犬のままだが、果たしてどうなるかな?ルミアは可愛かったけど闇落ちしないか不安。天の智慧研究会は分裂しかけているみたいだし、今後どんどんきな臭くなっていきそうだな。次巻にも期待。2016/11/14
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