内容説明
ナイフで全身を切り裂かれ、森の奥に横たわり、死にかけている18歳のロージー。恵まれた家庭で育った彼女が、なぜこんな目にあったのか? 彼女の意識は、凶行の瞬間から過去へと遡ってゆく。一方、事件を知った庭園業者のケイトは、偶然知ったある出来事をきっかけに事件の真相を追いはじめる。ケイトが行き着いた意外過ぎる真相と、その哀しすぎる原因とは? イギリス・ミステリ界に新風を送りこむ、新鋭のサスペンス。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アヴォカド
8
「少女架刑」や「夏と花火と私の死体」を連想させる設定。読み進むにつれ、どんどん辛い。読みにくいというのではなく、読めば読むほど、気持ちが深い泥の底に沈んでいくように辛い。愛されたいと強く願いながら、愛されないことの悲しさ、辛さ。2016/12/05
いぬすけ
3
うーん…。。もっと乾いた文体なら趣のある小説になったかもなあ。鍵となる登場人物が女性ばっかりでじめじめしめっぽい。どうでもいいけど、最後、妹を引き取って大丈夫なのかなと思った。自分の娘と軋轢が生まれたりしないのか。ストーリー展開からしても、主人公の女性は愛情深いが思慮が足りない印象。この小説の女性はいつも誰か(何か)を愛していないと生きていけないって感じがした。2016/12/11
読書と紅茶🥰
1
最初は独特の構成と語り口から放棄するも、 真相が気になり合間に読んでたらいつの間にかハマって一気読み。ロージーは完全に毒親の犠牲者😭逃げきれなかったか…。幼少期の虐待シーンは迫真の出来でひたすらつらい。諸悪の根源、ニールのお咎めが軽すぎるのがモヤモヤする😡💢ところでアンダーソン家は何であんな大金を持ってたんだろうか。ニールが中東でブラックなことしてたんかなあ🤔2024/05/18
夜梨@灯れ松明の火
1
図書館2017/06/26
あちぇたな
1
途中から犯人はなんとなくわかるものの、サイコな家族と正反対のまっとう過ぎるケイトにイライラしてくる。そこがポイントなんだけど。2017/06/30
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