内容説明
異世界の大衆食堂「ねこのしっぽ亭」を手伝うかたわら、超高級ホテルにも勤める佐藤恭一郎。ある日、彼はホテルのオーナーに呼ばれ、料理大会への出場を依頼される。その大会の実態は、オーナー家の跡継ぎ争いの代理戦だった。敵に材料を買い占められ悩んだ恭一郎は、市場であるものに目を留める。それは異世界人からすれば、とても食材とは思えない代物。起死回生をかけた一品で、恭一郎は勝負に出る!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
salvador
8
仕事も広がり愛する人がいて、愛される人に囲まれて、ハーレムの女子たちとのサービスショット的な逸話も混ぜながら暮らす恭一郎。貴族のお家騒動が背景にある料理バトルで優勝して、またも名を馳せて爵位まで得る順風満帆ぶり。それに加えて今回はリュカの進学やヒョウカの土地神就任など、それぞれの環境の変化や人生の飛躍のきっかけも織り交ぜて楽しませてくれる。しっぽ亭は今日も平和です!と終わると思いきや、現代からの訪問者が現れて波乱を予感させて終わった。コミックのように読めるので、重い読書の後には最適。恭一郎モテ過ぎ!!2016/10/07
依音@いおん
5
ノブくんかっこいいよノブくん。獅子神様素敵でございました。それにしても最後!波乱の予感…2016/07/31
セイ
4
料理勝負と成長の巻ですね。流れ的に恭一郎が大会で負けることはないだろうと心に余裕を持って読んじゃいました。リュカとヒョウカの成長には涙腺ゆるみますね。其れにしても料理大会、ヒョウカの土地神騒ぎの前で良かったねー。後だったら、土地神がアシスタントは卑怯とか言われちゃいそうだよね。2021/06/23
eucalmelon
1
料理勝負とは、対戦相手がちと気の毒。何せ持っている知識のベースが違うのだから反則級だ。読み終わってから気がついたが、表紙を飾っていたのは対戦相手の料理人。アザラシの皮なんて、陰気くさいものを被っていると思ったが、絵にすると可愛い。顔も見えてるし・・・2017/03/21
fap
0
「俺はこの世界が好きなんだ」 現代知識を活かした行き着く先は物流革命か。 サヨナラだけが人生じゃないさ。 イベントは通過点で人生は決してそこでは終わらない。 ハッピーエンドのその先までお付き合いくださいってなもんである。 ところでピンクな場面はそんなに描写せんでもいいです。 我々には妄想力がありますから。2017/02/23