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内容説明
多くの手下を従え、誰もが一目置く悪党一味となった、
弁蔵と宗次の「ふたがしら」率いる壱師。
しかし、ふたりの思いの方向はわずかなズレを見せはじめていた。
そんな中、手下の一人で錠前外しを得意とする仙吉は、
惚れた女と添い遂げるため、一味からの足抜けを望んでいた。
やがてその望みが、思わぬ事態を引き起こすことに…。
峠を目指して共に歩んできた弁蔵と宗次。
その、長い長い旅路の終着点……最終巻。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鱒子
48
最終巻。鬼の弁蔵、仏の宗次 、それぞれ通り名にふさわしい顔になりましたーー少なくとも表面は。ああ、余韻の残る良い漫画でした。白楽騒動や梅蔵のことは匂わされるだけなので、また「さらいや五葉」が読みたくなり、その後には「ふたがしら」が読みたくなり。もうエンドレス。2019/10/25
またおやぢ
25
凛とした線で描かれるオノナツメさんの絵は相変わらず素敵だ。最終話の台詞無しの展開も、子連れ狼を髣髴する静謐を感じ良い雰囲気。そうではあるが、この話の展開の慌しさと、現在、過去、未来を一気に描き上げているのは、物語の展開上の演出なのか?それとも大人の事情なのか?確かに前巻までで、仏の宗次と鬼の弁蔵の関係は峠を向かえていたとは思うので、ここで壱師の物語が終結するのも理解できるし、『さらい屋五葉』に繋がる壮大な物語は読んでいて感嘆はするのだが...今ひとつ釈然とせず消化不良を感じる『ふたがしら』シリーズ最終巻。2016/10/23
ぐうぐう
19
頂点を極めた二人。最終話の一話手前で、二人の出会いを描くために過去へと戻る。そして最終話は終盤近くまでサイレント。なんと粋で、完璧なエンディングだろう。感無量の『ふたがしら』最終巻。2016/10/17
kei@名古屋
17
仏の宗次は、ここからだったのか。梅造も娘の為に居酒屋になったり。仙吉の話も出てきたり。五葉のための最終巻だったのではないでしょうか?いい終わり方。そして7巻というのもいいボリュームだったのではないでしょうか?2016/09/13
ぺぱごじら
13
完結。約束通りてっぺんまで行けたなら、後は二人の自由だよな。2016-1172016/09/13