内容説明
これからの社会で活躍する人を育てるためには、問題解決の力や実践力等の汎用的な能力を育てることが求められています。教室・学校図書館・ICTを活用して汎用的能力の基幹をなす情報リテラシーを育てる授業づくりの考え方と実践事例を紹介します。
目次
はじめに 「はなげの研究」とその後
第一部 これからの教育と情報リテラシー
一章 知識・理解の教育からコンピテンスを育てる教育へ
二章 情報リテラシーを育てる教育課程の再構築
三章 情報リテラシーと読書指導
四章 授業で活用できる学校図書館の整備
五章 校内組織の再構築
第二部 情報リテラシーを育てる授業づくりのポイント
一章 利用指導から情報リテラシーの指導へ
二章 授業で利用できる学校図書館機能とは何か
三章 授業づくりの基本は何か
四章 授業の展開に合わせた学校図書館の活用
五章 総合的な学習の時間における図書館活用
六章 特別支援教育と学校図書館
七章 情報カードの活用
八章 新聞・映像資料の活用
九章 ICTの活用と学校図書館
第三部 実践校から学ぶ
●山形県鶴岡市立朝暘第一小学校
●島根県松江市立揖屋小学校…
●神奈川県相模原市立藤野小学校
●島根県松江市立東出雲中学校
●清教学園中・高等学校(大阪府)
●茨城県立水戸第二高等学校
?もっと学びたい人へ? 学校図書館をめぐる読書案内
おわりに
索引
巻末資料
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
NakaTaka
5
『小学生の情報リテラシー 教室・学校図書館で育てる』(少年写真新聞社)が2007年に出版されてから後、鎌田先生が全国の学校図書館を活用した教育の現場に赴いたり、教師になるために学ぶ学生たちを指導したりする中でまとめられた本。索引と巻末資料がいい。本編部分も図でわかりやすく解説してくださっているのが学校司書として助かる。部分的には自分も支援または主体的に関わっていることでも、あの学習はこうつながっていくのかと。なかなか理論化できない自分の助けになる。何より先生たちに読んでもらいたいなあ。2016/08/17
nanaco-bookworm
2
鎌田和宏先生は個人的に存じ上げているが本に書かれていることと日頃の言動やお人柄が一致しているのでこの本は信用できると思う。図書館をいかに日頃の授業で利用するか、子どもたちを育てるのにどんな活動をすれば良いかが、たくさんの事例と共に書かれている。こういうことを日頃から意識しているかいないかでずいぶん違ってくると思う。毎日退勤したあと、職場駐車場で5分間読書して読み終えた。2018/02/23
奈良坂葵
1
情報の正しい扱い方は難しい。小中高の実践が参考になる。2017/03/03
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