内容説明
「蛟堂報復録」の鈴木麻純が贈るアンティーク伝奇ミステリ、第二弾! 呪われた骨董品が引き起こす災害現象――「呪症」。その呪症事件を警察とともに捜査するのが、変人骨董屋石川鷹人だった。いくつかの事件を経て、悪友の刑事・九雀蔵之介だけでなく、融通が利かない性格の婦警・真田律華とも、それなりの関係を築けた矢先――呪症によるものと思われる連続人体発火事件が発生。その事件に、九雀が深く関わっている疑いがあった。呪症管理協会や落ち込んだ律華の相談を受け、鷹人も捜査を始めるのだが――
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
すみの
26
第2弾の特定古物★個人発行ウェティカコイン★七宝焼き『お七の指輪』*指輪を使用した犯人は九雀の同級生。九雀と因縁ある相手に九雀の自責の念を感じるが、女好き病はなかなか直らずだな。★『村岡のカメラ』*このカメラで撮られると体から発芽し刺蔓をはりめぐされ薔薇を咲かす。咲いてしまうとミイラのように体は干からびて死ぬ。想像するだけでゾッとしてしまう。2017/01/04
紅羽
11
シリーズ二作目。まさか蛟堂報復録シリーズの人達がこのような形でこの作品に登場するとは…。相変わらず幸せに暮らしているようで良かったです。今回は「肉に咲く薔薇」が怖かったです。読後、つい自分の皮膚にも異変がないか確かめてしまうくらいに(笑)2016/08/09
まぁち
10
シリーズ2作目。 蛟堂の辰史&比奈が出てきてテンション上がった。このシリーズはイマイチはまれなくて続き読もうか迷ってたんだけど、結果的に読んでよかった。メイン3人も人間的に成長してちょっと読みやすくなってきたし…次も読んでみようかな。2016/10/27
よっしー
9
前作よりはメイン3人の個性がより明確になって…良かったかな~。 少し読みにくく感じる部分は変わらずにあったけど…。個人的には、蛟堂の二人が出てきたことが嬉しかったです。 ナンパからの名前を聞いて、一人でテンション上がりました。続巻が図書館にないので、どうしようかと迷ってます。2018/07/15
えりっち
9
★★2016/05/28