平成漢字基本字形集

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平成漢字基本字形集

  • 著者名:文字文化協會漢字小委員会/石川忠久
  • 価格 ¥2,200(本体¥2,000)
  • 文字文化協會(2016/09発売)
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内容説明

本字形集は、戦後日本の文字施策・標準化にみられる漢字表記の混乱並びに「手書きからキーボード入力」という文字使用環境の変化への対応に指針を示す試みである。
甲骨文字、康煕字典など歴史的な漢字研究の学術的成果を踏まえ、漢字の成り立ちから「正字(基本字)」を示すもので、おおむねJIS漢字第1、第2水準を中心に現代に一般に通用する漢字5,700字を康煕214部首により排列し、関連する異体・古体・分岐・融合・別字などの通用字をJIS第3、第4水準並びにUnicode統合漢字から拾い、総数約8,800字を収録する。
見出しとなる字形には、文字鏡SVG(EPUB用明朝体)を用い、実用上の観点から文字図形番号による一意の図形指定を可能とする一方、Unicodeで通常示される字形とそのコードを付記した。また最近の研究を踏まえた字音假名遣を示し、訓には歴史的假名遣を併記し、文字の構成を示す字体解説並びに「説文」の解字情報を付した。 
さらに854種の旁(部品)字形による「つくり索引」で検索の便を図るとともに、参考資料として戦後の字形の変化を比較対照する「新旧字体対照表」で現代漢字の系統的な俯瞰を試みている。
中国盛唐(8世紀)期には、顏元孫(がん げんそん)による、漢字の字種や異体字の増加による混乱をおさめるために800字ほどの漢字を「正字・通用字・俗字」に分類し、科挙試験で使うべき正字を示した『干祿(かんろく)字書』があるが、本字形集は現代の『干祿字書』をめざすものである。
本字形集は、自分の用いる漢字が類似字形群の中でどの位置にあるかを見つけ、どの漢字を使うかを選ぶ時に必ず頁を繰る、実用の辞書として役立つものであろう。

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