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内容説明
国際試合禁止の処分を受けるほど末期的な状態だった日本バスケットボール界を、わずか半年で問題解決に導き、新リーグを設立、一躍救世主となった著者。なぜ門外漢にもかかわらず、短期間で未曽有の改革を成し遂げることができたのか。嫌われることを恐れずに、しがらみを断ち切り、トップダウンで独裁的に決断を下す。ただし、私利私欲があってはいけない。著者はそれが優れたリーダーの条件だという。今年80歳になる“キャプテン”が、その稀有なるリーダーシップと果てなきバイタリティーの源を明かす、すべてのビジネスマン必読の書。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たかし
15
リオ五輪でバスケ日本女子が大活躍できたのも、昨年あれだけ華やかにスタートしたBリーグも全ては川淵さんの独裁力のおかげである。正しいと思ったことにはたとえ反対にあおうが、邪魔が入ろうかブルドーザーのように正面突破するので、敵も多い。強い信念、確固とした理念があるから実行できるんだろう。改めてバスケ経験者として川淵さん、バスケ界をどうしようもない状態から救ってくれてありがとう。もっとBリーグ見に行きます!2017/10/10
isao_key
15
分裂していた2つのバスケットリーグを統一し、新たにBリーグを誕生させた川淵さんの新リーグ発足までの舞台裏や、Jリーグ創設以前から発展まで、また指導者像、リーダーシップのあり方などを率直に書いている。「久米書店」で取り上げられた放送を見て、ぜひ読みたいと思ったが期待に違わない、優れたリーダーシップ論であった。様々な経験の中から生み出された力強いメッセージには、納得できる普遍性がある。「改革を実行するには、リーダーが信念を持って引っ張っていくこと。過去の実例や説得力を持たせる理論武装や迫力、強引さも大事だ。」2017/01/29
mintia
14
何はともあれ、バスケットボールリーグを統一したことは素晴らしいと思う。2017/06/27
牧神の午後
13
JBAが腐っているってのは、スラムダンクでのバスケブームで頓珍漢なコメントを出したことで判っていたつもりだったのだけど、実態はその遥か下を行っていた、ってのがなんともまぁ。故にリーグ統一よりもガバナンスの確立に苦労したという川淵さんの述懐も説得力ありまくり。正直リーグの実力はNBAに比べると大人と子供の感も強いけど、今年のカンファレンスファイナルのような一方的な試合ではなく、Bリーグセミファイナルのように最後の最後まで手に汗握る試合を積み重ねれば、十分商業上の勝機はあると思うの。2017/05/22
as
12
Bリーグと聞くとどうしても、B級、B線を連想してしまい安物ぽく感じてしまいますので、NBA(Nippon Basketball Association)の方が良かったと思います(サギ)。それはさておき、Jリーグは開幕した時、各チームに日本代表や海外の元スター選手が上手に散らばっており、観戦素人の自分にも非常に解りやすかったのを思い出しました。Bリーグは正直、選手の知名度が余りにも低くかなり時間が掛かりそうな気がします。2016/12/08