内容説明
漆を使った本格的な金継ぎのやり方を、初心者の方でも理解できるようにやさしく解説。接着にはエポキシやボンドなどの接着剤はいっさい使用せず、漆を使うので食器などでも安心して使えるものとなります。
金継ぎをする器の作例には、磁器の器のほか、いろいろな産地の陶器で特徴を持った器を選んで紹介しました。実際に金継ぎをしたいと思った器に合った金継ぎの方法を選べるはずです。
また、Q&Aの項を設け、作業的な疑問や金継ぎを施した器の扱い方など、多角的に紹介しています。
目次
１章 金継ぎの基礎知識
２章 漆の調合
３章 金継ぎの実践（基本編）
４章 金継ぎの実践（応用編）
５章 素地別、金継ぎのコツ
６章 金継ぎの装飾
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
BEAN STARK
7
仕事柄、金継ぎした器を目にする。大事に使われている貴重な器を不意に破損してしまうことはあるが、修繕して大事に使うという日本独特の文化。室町時代の茶の湯の盛んになった頃から始まった。金継ぎの方法が分かりやすく書かれている。錫粉とか初めて知りました。2015/07/18
bluelotus
4
★★★★☆ 通っている金継ぎ教室とは異なる部分もあったけど、いろんなパターンが網羅されているので後々参考になりそう。金継ぎとは想いを継ぐ作業だと思う。2020/03/21
ゆきのしん
3
事例が多い分、説明が手薄になっている感が否めない。使用している材料や道具も少し変わったものがあり、取っ付きづらい。金継ぎってどんなことをしてるんだろう、くらいの気持ちで読む分にはいいかもしれない。2020/06/16
1018
3
器も蘇り、さらに趣きのある姿になる金継ぎって素晴らしい。 漆の取扱いには気を付けないといけないけど、いつかやってみたい。 銀粉や錫粉というのも渋くてステキ。2015/07/25
みこよこ
2
他の金継ぎの本に比べて、金や銀を蒔く以外の色漆の仕上げ方法なども丁寧に紹介されています。金継ぎの本3冊目ですが、それぞれに発見があって面白いです。最初から本だけで学ぶのは難しいと思います。私はオンラインレッスンが入り口でした。2021/10/24
