角川文庫<br> やぶ医薄斎 贋銀の湊

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角川文庫
やぶ医薄斎 贋銀の湊

  • 著者名:幡大介【著者】
  • 価格 ¥704(本体¥640)
  • KADOKAWA(2016/09発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041047828

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内容説明

江戸の町では“やぶ医者”と呆れられる枯田薄斎は、幕府内では何故か名医と噂されている。

公儀隠密・福地四郎左衛門の計略により、湊が洪水被害を受けた出羽国鶴ヶ瀬藩へ向かうこととなった薄斎と、しぶしぶ同行する弟子の与之助。
だが道中、薄斎とはぐれた与之助は、贋の丁銀を鋳造する隠れ里を発見してしまう!
江戸から変わり者の作事奉行もやってきて、小さな港町は大混乱。

陰謀渦巻く小藩で薄斎がとった奇想天外な行動とは。不運にも巻き込まれた与之助の運命は!?
大好評の書き下ろし時代小説!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とし

113
やぶ医薄斎[贋銀の湊]2巻。公儀隠密、尾張御土居下同心、後藤家の密偵たちの薄斎への勘違い、さらなる薄斎自身と与之助の勘違いで物語が進行していく面白く楽しく読めますね。2016/12/05

はにこ

7
今回も隠密と間違えられての旅。与五郎はまたもややられ役。一方、薄斎は鶴ヶ瀬藩でそれぞれ洪水被害の現場に赴く。薄斎と鉄牛斎の珍コンビもなかなか面白かった。2020/03/21

誰かのプリン

7
幕府内では名医とされている薄斎が、今回は出羽国にある小藩に起きた洪水の被害を絵にする仕事を受けていざ出発。弟子の与之助が危険な目に遭いながらも何時もの様に、勘違いされながら捲き起されるドタバダ騒動。本人の惚けが上手く噛み合って面白い。今度も一気読みです。2016/12/22

qoop

4
シリーズ2冊目。前巻では主人公や周囲の勘違いを誘う思惑があって二転三転する展開にも工夫が読めたが、主人公の破天荒さが周囲を煙に巻いて誤解を重ね、結果活躍してしまう本巻の構成は著者の代表作・大富豪同心シリーズと同工異曲の感も。水害というシチュエーションも同シリーズで扱われていたのが記憶に新しくて… とはいえ一気に読まされてしまうのだから、面白いのは間違いない。敵役にバリエーションがつかなさそうなのでそれほど長期シリーズにはならないだろうが、次巻が出たら読む。2017/10/31

ウォーカージョン

3
面白かった。ドタバタ時代劇だけど考証が意外にしっかりしているので薄っぺら九なり過ぎないのか。また、キャラも立っていて楽しく読めた。「真っ直ぐ」が出たときには、しびれた。2018/11/20

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