内容説明
抜群の人心掌握術と行動力で空前絶後の大派閥を一代で築いた男。福田赳夫との「角福戦争」に勝利し、総理の座を射止めた際に彼を支えた秘書たち、「角栄軍団」と呼ばれた政治家たち。いままた脚光を浴びる天才政治家の足跡をたどる決定版。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
姉勤
36
「まーこのー」が口癖だったらしいとしか記憶がない、幼少の頃には既に過去の人だった。ロッキード事件、田中真紀子の親、だけでいい年になってしまったので。青年立志伝や水滸伝的に読むと、とても面白い。新潟の貧農から身を起こし、十代で土建屋の社長としてのし上がり、二十代で国会議員に。吉田茂、池田勇人、佐藤栄作の歴代首相との関わりや山師が鉱脈を見つける様に人脈と金脈を創造し、党の要職を歴任。満を持して総理を目指す派閥づくり。後の総理や名閣僚となる諸々を初当選から目を付け育てた。上巻で既にアガリで下巻は何が描かれるか。2025/10/03
Ryuji
6
★★★★★私の中で田中角栄のイメージは『ロッキード事件』『闇将軍』『金権政治』『創政会・竹下登』などのキーワードが頭に浮かんでくる。どれもが田中角栄にとってはネガティブなキーワードだと思うが、私自身が現役総理時代の角栄の記憶が無いのでこうなってしまう。こうして青年期からの角栄を読むと、この人の人並み外れたパワーには恐れ入ってしまう。功罪あると思うが、戦後の歴代首相の中ではトップクラスの人物であったのだろうと思う。少なくとも現在の政治家の中に田中角栄のような人物はいないだろう。2016/11/03
かじゃ
0
令和になり平成を振り返る事が多い中、昭和戦後の総理大臣として田中角栄元総理は魅力的な人だったと再認識したくて角栄本を読み漁りました。2019/03/08
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