日本経済新聞出版<br> 北京レポート 腐食する中国経済

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日本経済新聞出版
北京レポート 腐食する中国経済

  • 著者名:大越匡洋【著】
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 日経BP(2016/09発売)
  • ポイント 16pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784532357108

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内容説明

「中国ショック」は歪な経済システムの行き詰まりを示す、表層的な現象にすぎない。統制過剰、隠蔽、縁故、拡張主義、国際規律無視……中国経済を行き詰まらせるのは何か。2015年の株式市場の暴落をはじめ、中国経済はその変調を隠しきれない。国内には未だ大きな開発余地があるものの、共産党による経済運営はさまざまなレベルで軋みが生じ、現状の体制システムのままでは早晩、低成長の常態化に追い込まれる。「国有企業は需要減でも人員調整できず、『目標』達成のためだけに無意味な生産が続く」「不祥事、事故はもとより、経済の変調情報すら隠蔽される」「党の『計画』が優先され、誰も住みたくない土地に高層住宅が建ちまくる」……。さらに無理な拡張主義、横暴な国際ルールの無視により、周辺国・先進国との経済協力にも障害が生じる。国際社会で孤立する中国は、成長を阻害する。中国総局で経済分野を追った日経記者が、中国経済を長期的に低迷させる社会的な矛盾、問題について現場レポートする衝撃のルポ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Haruka Fukuhara

5
よく取材している様子。中国は全体像をとらえるのが非常に困難。このレポートはかなり悲観的な色彩。2017/04/23

人生ゴルディアス

5
2016年までの北京レポート。経済の話が多め。読みやすかった。アンチ中国とも中国びいきとも感じられなくて、バランスのとれた内容と感じた。(内容が本当に偏りないかは門外漢なのでわからない) 官を中心と据えた経済のいびつさは、なんかすごいなあとしか。ただ、贈賄による消費がGDPの2~3割を占める、というのは、もうそれはお国の文化とみてもいいのではないか……と少し感じた。たとえば、その贈賄文化に眉を顰めるのは、外人が日本のクジラ漁に顔真っ赤になるのと同じ感覚なのかもしれないとか。あと、人口の多さに圧倒される2016/11/02

Humbaba

3
ルールが明確になっていないからこそ、トップの方針次第で簡単に強権が発動されてしまう。それが上手く回ることもあるが、そうでないケースも少なからず発生してしまう。全体として上手く回っているときにはそのような問題も表面化しないが、その成長がなくなってしまえば問題が表面化して更に解決が困難になってしまう。2016/10/22

guanben

0
くれぐれもソフトランディングでお願いしたい。2016/12/29

都人

0
法治でない国には住みたくないなー。この様な国で経済活動する「法治国家」の企業は大変だなあー。2016/12/19

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