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内容説明
紀元前一~四世紀の中国・朝鮮・日本。この時代の東アジアでは、中国の影響を受け、朝鮮・倭など周辺地域において、大小の「渦巻」が発生するごとく社会が階層化し、やがて「王」と呼ばれる支配者が登場する。その状況を最も雄弁に語る考古資料が「墳墓」だ。領域の明確な境界も形成されていなかった時代、ひととものが往来し、漢文化が大量に流入する一方で、東アジア諸地域の「ちがい」はむしろ拡大の方向へと向かった。明白に存在するそのちがいとは? それは何から生まれたのか? 最新考古学の成果に基づき、古代アジアのグローバリゼーションとローカリゼーションに迫る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
月をみるもの
9
韓半島にも、前方後円墳があるとは知らなんだ。。 http://blog.livedoor.jp/bungchanblog-kodaishi/archives/2504635.html2018/08/14
かんがく
8
東アジアという視点から、考古学的に古墳時代の実情を明らかにしていく一冊。考古学の性質上、断定しないフワッとした内容な上に、語り口が独特でなかなか頭に入ってこなかった。2024/04/26
kawasaki
8
2016年刊。考古学の視点から、紀元前1~後4世紀頃、古代日本列島や朝鮮半島に多様な「地域社会」が出現し、やがてそれらをまとめる王権が出現していく時期を描く。中心的に扱われるのは東アジアの王墓(青銅器やガラス玉など交易についての話もある)。王墓の変遷やバリエーションを比較検討したうえで、倭の古墳(や倭社会)の特徴・性格を指摘。文章は柔らかくて読みやすく、近年の研究で見える世界が一望できる。柔らかさという点では、所説を引いている(戦後の)研究者が皆「さん」付けなのもこの本の特徴? コラムも興味深い。2020/10/28
nori_y
8
古墳初心者です。しかし楽しく読めました。当時の中国や朝鮮半島との関わりなどにますます興味が湧きますね。中国の陵墓と日本の古墳の違いとか、面白い。死生観の違いですよねえ。2017/05/14
(k・o・n)b
6
東アジアという広い視点から「つながり」「ちがい」をキーワードに、倭における古墳の特性を描写することを試みる一冊。有力者の墓として巨大な墳丘を備えた墳墓を築く風習は古代中国で生まれ、前漢代にその影響のもと朝鮮半島や倭といった東夷圏に波及していったことは確かだが、後漢滅亡後に各地で王権が発展するにつれ、墳墓の在り方はその相違点を際立たせながらそれぞれ発展していく。著者は、墳墓と日常生活の距離感や副葬品の分析等を通じ、その相違点が思想や信仰に由来すると考える。曰く、中国や高句麗等では、墳墓が一族の繁栄のための→2024/10/19




