出版社内容情報
小石川薬園同心の岡田弥一郎は、存在が気になりはじめた時枝に桜草を届けるため、古道具屋の泉屋を訪ねた。桜草を渡すと、時枝は濃い紅紫色の花をとても喜んでいる様子だった。弥一郎は、時枝が自ら仕立てたという手甲をお礼に受け取り、帰路に就くが、何者かの視線を感じていた。それは、時枝に嫌がらせをしている芙美の弟・新田翔右衛門のものだった。弥一郎は翔右衛門と対峙するが──。運命の恋の行方を描く、書き下ろし。
内容説明
小石川御薬園同心の岡田弥一郎は、存在が気になりはじめた時枝に桜草を届けるため、古道具屋の泉屋を訪ねた。桜草を渡すと、時枝は濃い紅紫色の花をとても喜んでいる様子だった。弥一郎は、時枝が自ら仕立てたという手甲をお礼に受け取り、帰路に就くが、何者かの視線を感じていた。それは、時枝に嫌がらせをしている芙美の弟・新田翔右衛門のものだった。弥一郎は翔右衛門と対峙するが―。運命の恋の行方を描く、書き下ろし。
著者等紹介
高田在子[タカダアリコ]
神奈川県横浜市出身。幼少よりプロ作家を夢見て、家事、育児、夫の社会保険労務士事務所の手伝いに励みながら小説を書き続けてきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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あつひめ
20
2巻目。弥一郎が本気を出し始めた。人前では感情を出すのを控えている弥一郎。お役目で鍛えられたせいでもあろうけど。照屋さんでもあるのかもしれない。時枝と弥一郎のこれからと芙美と継母がギャフンと言わせられるのも楽しみに読み進めたくなる。浮き島の料理も美味しそう。弥一郎が作るちょっとした料理がまた美味しそう。焼き豆腐と言うのかな?焼き鍋でジューッと。行間から、シイタケやゴマ油の匂いを感じ取れそうだ。まずは、意地悪をする奴らをやっちまえ!!と思いながら本を閉じた。新刊発売が待ち遠しい。前シリーズよりワクワクする。2025/03/05
じお
8
★★★☆☆ 薬園同心の弥一郎は気になっている女性・時枝の弟・翔右衛門と出会う、姉を助けたいと思う青年は、妹と母が行っている酷い仕打ちに心を痛めていた、たぶん1巻は読んでない時代小説シリーズ第2巻。まずまず、1巻読んでないし前作も最後まで読んでないせいか、弥一郎さんが別の女に心惹かれてるのか…となるところから始まり、継母などにいたぶられるシンデレラのテイの話を見せられるが、今巻ではボコボコにされてあまり反撃しきれてない段で終わるので次巻のフルボッコざまぁ展開を楽しみにしたいところ2024/06/17
mame
7
いい人はとことんいい人で、性格悪いのはとことんクズ。極端な人ばかり。でも、本編よりいい。2025/01/28
まゆこ
3
★★★☆☆2024/10/31
ぷにこ
3
弥一郎は策士!その中にも相手を思いやる気持ちや優しさが隠れている。時枝との距離も少しずつ近づいていい感じ。 勧善懲悪がはっきりしてるのもよい。 本編よりも面白い。2024/03/28