いま世界の哲学者が考えていること

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いま世界の哲学者が考えていること

  • 著者名:岡本裕一朗
  • 価格 ¥1,584(本体¥1,440)
  • ダイヤモンド社(2016/09発売)
  • ポイント 14pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784478067024

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内容説明

IT革命とBT革命が人類の未来を変える? 資本主義は21世紀でも通用するのか? 世界が再び宗教へと回帰していくのはなぜなのか? 21世紀最先端の哲学者が描き出す人類の明日とは。AI、遺伝子工学、フィンテック、格差社会、宗教対立、環境破壊……世界の難問がこの一冊でクリアに解ける

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

徒花

234
おもしろかったけど、想像以上に難しかった。特に前半の現代哲学のパートは、近代哲学についてある程度の知識がないと、なかなか読むのは辛いかもしれない。しかし後半、人工知能や資本主義、宗教と国家、環境保護などについて現代哲学の研究者がどういう意見を持っているのかということを知るのは楽しい。「おわりに」でも書かれているように、本書を通じてとくに著者のメッセージがあるわけではないが、様々な主張を読んでいると、現代もまた歴史の中にあるのだと認識できる。2018/08/11

かみぶくろ

107
IT革命・人口知能・バイオテクノロジー・資本主義・宗教・環境問題と、社会を根本から変えていきそうなトピックについて、世界の哲学者がどんな風にアプローチしているかが概括的に分かる本。非常に興味深い内容のオンパレードだったが、掘り下げはなく、あくまで導入本の立ち位置。ポストモダン以後の哲学者にどんな人がいるのかが分かったのも収穫かな。2016/12/24

hit4papa

99
IT革命、バイオテクノロジー、資本主義、宗教、環境といった課題に現代の哲学者がどう取り組んでいるかが紹介されています。21世紀以降の思想について解説書が少ないので、外観できるのはありがたいですね。答えは提示されず、著者の強い主張は見られないため、読者がよーくテツガクすべき本です。「IT革命は人類に何をもたらすのか」「バイオテクノロジーは「人間」をどこに導くのか」「人類が宗教を捨てることはありえないのか」等々。解説が浅くはあるので、詳細が知りたければ、ガイドブックのそれぞれの書籍をあたることになります。2021/02/23

舟江

81
時代が大きく転換するとき、哲学が活発に展開されているのが分かります。そして今まさに、BT (バイオ・テクノロジー)革命、とIT (インフォメーション・テクノロジー)革命の真っただ中にいます。でも一番衝撃的だったのは、「人口は10億人位がちょうどよく、さまざまな動植物の保存が必要なように、さまざまな人間文化の保存も必要です。」という考えだった。2017/08/29

けんとまん1007

69
今ほど哲学が必要とされている時代は、ないのではないかと思う。そう言いながらも、哲学とは・・・との問いには答えられない。それでも、必要性を感じるのだ。そもそも、根本はということを考えるには、哲学が必要だと思う。人生哲学という言葉もあるくらい。今、旬なキーワードについて、哲学者がいろいろ重要な発言をしていて、興味が尽きない。IT、BT、経済、どれも重要なファクターである。こういう本が、もっともっと増えてくれるといいのだが。2017/04/20

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