文春文庫<br> 水軍遙かなり(下)

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文春文庫
水軍遙かなり(下)

  • 著者名:加藤廣
  • 価格 ¥733(本体¥667)
  • 文藝春秋(2016/09発売)
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  • ISBN:9784167906733

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内容説明

朝鮮出兵で九鬼水軍の大型鉄甲船は苦戦する。
父・嘉隆は戦功をあげられず怯えるが秀吉は「夢のまた夢」の辞世を遺し病没。
趨勢は一気に家康に傾く。
関ヶ原で東西に別れた嘉隆と子・守隆。
父は敗れ、子は家康の海外進出の青写真を知る。
実現されなかった天下人たちの夢に寄り添った九鬼守隆の生涯を描く戦国小説!

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ポチ

48
小田原征伐での活躍が九鬼水軍の最後に輝いた時だっのかな⁉︎その後はめだった活躍もなかったのですね。家康の海外進出計画の中心として目をかけられていたみたいなので、家康が後10年生きていたら、守隆も日本も凄く面白くなっていたろうなぁ。読友さんの紹介本です。いい本でした(^^)2016/08/18

キャプテン

39
★★☆☆☆_「こぼれ落ちたフェアのかけら」第八弾下。【キャプ衛門とゆく時の旅フェア】からのこぼれ落ち。下巻に突入しても、横道に逸れた話が戻ってくる気配がない。『守隆に話を戻そう』と宣言し、すぐさま関ヶ原の戦いに話が戻った瞬間に、堪えきれず笑った。明らかに真の主人公である秀吉の話が続いたあと、ついに!ようやく!……家康が主人公に取って代わるのである。もう途中からそうあって欲しいと願ってたもんね。家康の知られざる海外政策思想に触れ、ついに、物語は結びに向かっていく。ああ守隆、本編に戻ってくる道のり、遥かなり。2018/10/26

かいと

30
北条の「風魔」の黒船を守隆が追って、岩場に乗り上げさせたので若いのにすごいと思いました。大坂の陣の後に家康が、海外進出しようとしていたことにおどろきました。読みやすかったので、よかったです。2016/10/21

かいゆう

29
小田原攻め、朝鮮出兵、関ヶ原、大坂の陣と、陸での戦いばかりが取り沙汰される中で、海での戦いを読むことはとても新鮮でした。様々なものに興味を抱き、鋭い洞察力、考察力を持つ守隆が、統率できていない味方と共に、強敵相手にどう戦うのか楽しみで、気候、寒暖の移り変わり、風波の変化についての資料を請求するところは、その知識が見られるかなとワクワクしました。けれど現実は厳しい。真田親子のような運命が、他にもあったとは…。そしてその結末がとても悲しかった。2016/12/07

sayan

18
出張帰りの新幹線のなかで読了。山陽新幹線、東海道新幹線を経て帰京するなかで九鬼水軍に思いを馳せるのは興味深かった。百田氏の作品でもある「海賊とよばれた男」を彷彿させた。九鬼水軍があり、村上水軍があり、北欧、スウェーデンやノルウェーでも同様の話があるんだろうなあ。2017/11/07

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