だいにっほん、おんたこめいわく史

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だいにっほん、おんたこめいわく史

  • 著者名:笙野頼子【著】
  • 価格 ¥1,672(本体¥1,520)
  • 講談社(2016/10発売)
  • ポイント 15pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062135245

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内容説明

時代を転覆せしめる超国家的、超近代小説、ついに発射 投石! 用意。戦い続ける前衛のさらなる奇書! ロリコンで成り上がり、憲法を地上げ! 美少女を官軍化し遊廓を復活! 反権力を自称。その名は、おんたこ! 世相の病的心性を近未来に託して描く、前衛の奇書。「おんたこ」シリーズ第一弾。●特別収録 本書取説!! 「言語にとって、ブスとはなにか」

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

10
現代最重要フェミニズム小説!2018/12/19

ともたか

8
こういう文はどういうふうに読んだらいいのでしょうか? ねむいときには読めないし頭が冴えているときにはまだらっこしくて まてないし、なんとかしてよかな。2016/09/23

CCC

6
キモオタ批判だと受け取る事にした。あえて。安全圏から消費していい作品じゃないと思ったから。嫌いなものを一纏めにして血祭りに上げてるようにも感じたが、そんなことを口に出させない圧倒的な文圧があり、また中盤以降の文脈の転換なども考えると、とてもではないがそれだけの話と割り切れる内容じゃない。有無を言わせぬ壮絶さ。2019/01/06

あ げ こ

6
その都合の悪さ故に、手頃さ故に、侮蔑され、或いは黙殺され、封じ込められて来たものたち。自らを苦しめ、抑圧する敵の、卑劣さ、嫌らしさを暴くため、語り出す。おぞましき愚行と、抗戦の歴史を。怒涛、騒乱、止まることのない、言葉で。心を象るイメージの歪みにこそ、宿る熱の、心地よさ。芯から人を馬鹿にしたような、嘲笑の色合いは、破壊の快さへ、怒りを根底に、悪意を着せ、凄みを帯びた戦いの軽快さの中、しばしば言葉より溢れ落ちる憎悪は、切実な痛みの象徴として、平穏に惚けていた心を奪い、狂騒の渦へと、一気に飲み込んで行く。2015/01/09

rinakko

5
再読。すっかり呑まれた。兎に角設定は一見シュールだし(火星人少女遊郭・涙)おんたこはあまりにも醜悪…なのだが、実は私も、おんたこ、知っている。普段あまり見えないようにはされているけれど。おんたこは、第一党の癖にマイノリティの反権力を称し、ペド全開でロリコンを趣味ではなく商売にしている。ネオ(ロリ)リベ。八百長討論。蛸壺的世界観と歴史観。おんたこの理想は、80年代経済の享受と非現実化させた記号少女の享楽…とか。そして、自我を失くして隷従民になることを受け入れない人々(みたこ信者…)はいなかったことにされる。2019/11/18

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